スウェーデンはパレスチナの外交部を大使館相当に格上げ
2012年06月29日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ スウェーデンはパレスチナの外交部を大使館相当に格上げ
2012年06月29日『クドゥス・アラビー』
【ガザ:アシュラフ・アル=ハウル】
金曜日、パレスチナ当局はスウェーデン王国がパレスチナ駐スウェーデン代表部の扱いをスウェーデンにおける大使館相当に引き上げることを決定したと明らかにした。
パレスチナ駐スウェーデン大使ハーラ・フスニー・ファリーズによればストックホルムの省本部でスウェーデン政府との間の「受入国」協定に、スウェーデンのカールビルト外務大臣とともに署名したという。
パレスチナの公式報道機関「ワファー」の発表した声明によれば、パレスチナ代表部は、協定に基づき、ウェーデン王国に国家間の外交関係に関して定められた1961年のウィーン条約に従う大使館相当の完全な外交特権を授与される予定である、という。
また、ファリーズ大使の、この関係のレベルの新しい進展は、「スウェーデンが我々の民衆に示した政治的・経済的支援の具体化」の実現であるという言を伝えた。
さらに、協定調印後のスウェーデン外務大臣の以下の言葉を引用した。「独立パレスチナ国家の成立を支援する一歩である。スウェーデンはイスラエルによる入植地建設やその拡張に反対」であり、「違法行為」で、二国共存に基づいた解決を妨害するものである」。
また彼によればスウェーデン並びにEUは常に、そして非常にイスラエルの入植方針に対して批判的であるという。
近頃、いくつかの国がパレスチナ代表部の資格を大使館レベルに格上げした。これはパレスチナ指導部が、1967年ラインを国境とし東エルサレムを首都とする独立国家の認識を持つことへの好意的な国際的な動きにつながるものである。
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( 翻訳者:橋本琴音 )
( 記事ID:26881 )