公正発展党(AKP)のヒュセイン・タンルヴェルディ副党首は、「村長に対し今まで以上に機会と権限を与え、村の発展を推進するという名目で新たな法改正を行おうと考えている」と述べた。
AKPのマニサ県出国会議員であり、地方自治体担当も務めるヒュセイン・タンルヴェルディ副党首は、マニサの中心地に近いティルキシュレイマイニイェ村にて公共施設のオープニングセレモニーを行なった。このオープニングセレモニーにはタンルベルディ副党首の他、ベルク・メルスィンリAKPマニサ市支部長やマニサ県議会のハイルッラー・ソルマズ議長、マニサ県議会議員らが参加した。もはや都市にあるものは村にも設置される時代が訪れたと話すタンルベルディ副党首は、以下のように述べた。:「村々は見捨てられ、忘れ去られてしまっていた。村人や村長は都市で政治家を捕まえるときも、また官公庁を訪れるときも温かく受け入れられてこなかった。誰もが村に尽くそうとはしていなかったのだ。われわれはAKPとともに、アタテュルクが残した『村人は国民の先生である』という素晴らしい言葉が実現した瞬間を目撃している。われわれ以前の政党は、共和人民党(CHP)も民族主義者行動党(MHP)も、またその他みなさんがご存知の当時の政党はすべて、『村人は国民の先生である』という言葉を頻繁に使っていながら、実際は村人に対する先生としての役割を偽っていた。まさに真逆のことを行なっていたのだ。しかし今、われわれとともに村人は国民の先生となった。村々にて都市化が始まったのだ。」
タンルベルディ副党首はこの取り組みを始めるにあたり、マニサ中心地での「村落におけるインフラ支援(KÖYDES)」プロジェクトを通じて水不足に悩む 190ヶ所の村落における水不足問題のみ進めてきたと述べた。そして「人々の生活のために国家を育む」という哲学の必要性が、すべての市民を現代文明の恩恵と出会わせるべきであるということを教えてくれ、これらの恩恵と人々を出会わせる取り組みを今後も続けていくと強調した。
■「村落法を新たに改正する取り組みを行なった」
タンルベルディ副党首は、現在村落は1924年に発布された村落法により治められているが、発展し変化しているトルコにてこの法律が必要な事柄に答えを出せない状況に置かれていると述べた。このため地方自治法に含まれる村落法も新たに改正する取り組みを行い、10月1日に開かれるトルコ大国民議会 (TBMM)にて最初の議題となる諸問題の中に、この村落法も含まれることになると述べた。タンルベルディ副党首は、さらに以下のように続けた。:
「村落法の改正に関しては、改正時に村長に今まで以上の機会と権限を与え、村落の発展を推進するという名目で行おうと考えている。この観点で、村落法に関する取り組みを内務省が進めていた。しかし今会期中は、重要度の高い社会秩序の観点から不可欠であり、且つ7500万人の人々が関心を寄せる 諸法律に関する審議があったため、(村落法を)審議にかけることができなかった。しかしながら、10月1日に国会は開かれる。国会が開かれればすぐに、地方自治体に関する2つの重要な法律に取り組みたいと考えている。これらの内片方が広域市法であり、もう片方が村落法である。これら2つの重要な法律が発布された時、そして新たに改正された時、地方自治体はより一層強化されることとなり、地方自治体で任務を司る我が友人たちはそれぞれが市民によって選ばれた者たちとなる。市民によって選ばれた人々が今以上の権限と機会を得ることを、われわれはもちろん保証する。地方分権推進者の原則に則り、われわれはこの法改正を進めている。われわれは時代に合った、そして地方に根差したこの法改正を進めているのだ。」
オープニングセレモニーにおける挨拶の後、タンルベルディ副党首やマニサ県議会のハイルッラー・ソルマズ議長、ベルク・メルスィンリAKPマニサ市支部長、ティルキシュレイマイニイェ村のアフメト・ウイサル村長、そして村の人々は公共施設でのサービスを開始し、その様子を見学した。
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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:26957 )