逮捕拘留中のBDP国会議員に釈放なし―「新刑法の対象外」判断
2012年07月10日付 Radikal 紙
拘留中のイブラヒム・アイハンBDP議員の弁護士は、第三次司法改革法案(成立)を見越して、議員の釈放をディヤルバクル第5重罪裁判所に要求した。裁判所は、「保護観察になる状態に達していない」として要求を棄却した。
裁判所は申立書を詳しく調べ、アイハン容疑者が「シャンルウルファでのクルディスタン社会連合(KCK)に所属し県の組織運営の立場にあり、KCKの名で会合を催しており、KCKの県スポークスマンであり、テロリストの葬儀や埋葬の手配をし、死亡したテロリストの遺族の金銭面を援助し、KCKとして県や市の行政に干渉した」との主張に関し、トルコ刑法(TCK)の「テロ組織関係者」であることを罪状として懲役15年の求刑を受け起訴されたことに触れて、以下のように述べた。
「調書での犯罪容疑の高さ、その罪が刑事裁判法(CMK)第100条3項に相当する複合的罪にあたり、逃亡の恐れもあり、この状況下で釈放して保護観察に置くだけでは適切ではなく不充分であるとして、釈放要求の棄却を一致して決定した。」
以前には、拘留されているBDPシュマク選出議員のファイサル・サルユルドゥズ氏の釈放要求がディヤルバクル第6重罪裁判所で棄却された。昨日サルユルドゥズ議員の弁護士はディヤルバクル第7重罪裁判所へ控訴したことがわかった。
また、拘留中のセルマ・ウルマクとケマル・アタシュの両BDP議員の弁護士は、昨日ディヤルバクル第6重罪裁判所に釈放の要求を行い、引き続き審査が行われている。
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( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:26984 )