富士フィルム、トルコ進出
2012年07月12日付 Hurriyet 紙


富士フィルム株式会社は、トルコでのデジタルカメラ、写真プリント製品、メディカル、グラフィックシステムの販売代理店であるフィルマット貿易株式会社の全株式を買収したと発表した。

富士フィルム株式会社トルコの樋口淳社長、経営企画長の竹内シンイチロウ氏、グラフィック・メディカルシステム長のジェンギズ・メティン氏が参加した記者会見では、企業のグローバル戦略とトルコのために進めてきたビジネスチャンスについての話がなされた。

富士フィルムにはデジタルカメラと写真プリント製品といったイメージング製品、医療診断機器や医用画像ネットワークシステムに加え、グラフィックシステム分野におけるデジタルプリンティングシステムがある。富士フィルム国際貿易株式会社(トルコ)は3年以内に100パーセントの成長、2014年には5パー セントの純利益で1億ユーロの売り上げを目標としている。

富士フィルム・トルコの樋口淳社長は、「トルコは高度経済成長率に到達するポテンシャルを持った市場として台頭しており、年間8パーセントの経済成長率を記録している。富士フィルムのグローバル戦略として明らかにした、デジタルカメラ、写真プリント製品、メディカル及びグラフィックシステム分野での急速な成長を実現することは、トルコでの最重要目標の一つである。富士フィルムとしては、これからトルコのビジネスパートナーと消費者により密接に、彼らを援助していきます」と語った。

経営企画長の竹内氏も、富士フィルムの2011年度の国際収益は約220億ユーロであったとし、「フジフィルムはトルコ市場を、ビジネスフィールドと製品を発展させるという意味において、大きなポテンシャルがあると見ています」と述べた。竹内氏は、新製品投入でトルコ市場に違いを創り出す計画をしていると語った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:26989 )