75の電車が平均2時間遅れ、2万8千人の乗客が切符を返金
2012年07月22日付 Al-Ahram 紙
■75の電車が平均2時間遅れ、2万8千人の乗客が切符を返金
2012年7月22日『アル=アハラーム』
【マフムード・ダーウド】
鉄道では、ラマダーン月の最初の数日に一部の運転手によるストライキの影響で、運行予定に大きな混乱があった。多くの乗客は列車の発車を阻止し、まず自分たちの列車を発車させるようにと要求して、運転席のガラスを破壊した。
エジプト鉄道総裁であるハーニー・ヒガーブ技師は、一昨日の金曜日、75もの電車がすべて平均2時間ほど遅れ、結果としてラムセス駅(ミスル駅)において大きな混雑が発生し、一部の運転手と乗客の間での衝突に発展する小競り合いが発生した、と発表した。
すなわち、一方で、座り込みをしていた運転手と、自己の要求を訴える乗客との間の小競り合いが巻き起こり、また、他方で自分たちの列車を発車させようとした運転手と、まず自分たちの乗っている列車を発車させるようにと要求する他の列車の乗客との小競り合いが起こったのである。
鉄道総裁は、ラマダーンの初日のこの出来事の結果、2万8千人の列車の乗客が切符の払い戻しをし、全額が払い戻された。また、エジプト鉄道の損失は、この一日だけで約84万エジプトポンドに及んだ、と明らかにした。
一方で、ラムセス駅の前ではマイクロバスが熱を帯びた。マイクロバスは、駅の外へあふれ出て、移動手段を探す数千人の市民により、極めて満足な日々を送ることになった。たとえ、マイクロバスには道中での移動の危険性があり、増加した路線回数を競う運転手の気違いじみたスピードによる、道中での事故の起こる可能性の増大があっても、市民は聖なる月の最初の日を、様々な地区や地域で家族と過ごすからである。
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( 翻訳者:西方真帆子 )
( 記事ID:27090 )