イスタンブル最初のモスク?・アラブジャーミー、修復終わる
2012年07月22日付 Radikal 紙


ベイオール区のアラブ・ジャーミー(モスク)の修復が完了し、日曜日(22日)から、再び礼拝のために開放される。

ワクフ総局によって行われた説明によれば、このジャーミー(モスク)の修復事業委託は、イスタンブル2010年欧州文化首都(AKB)本部によって実現した。2つの組織が協力しておこなっていた改修、修繕、そして周辺環境整備事業は、AKB本部が閉鎖されした2011年5月以降は、ワクフ総局によって進められたきた。明日、ラマザン月の特別礼拝時に予定されているモスクの再開式典には、ビュレント・アルンチ副首相の参加も見込まれている。

ベイオールのアラブジャーミー街区に建つアラブ・ジャーミーは、金角湾ガラタ側最大のモスクとして注目される。モスクは長方形に設計され、ゴシック様式で、内部のミフラーブ部分には、ゴシック建築で最も有名な特徴であるアーチ型天井がみられる。

イスタンブル征服時、この場所には教会があり、その教会を、1475年、メフメト2世が、ガラタ・ジャーミーという名のモスクに改修したことが知られている。その後1492年にアンダルシアから移住したアラブ人イスラム教徒がこのモスク周辺に居を構えたことから、アラブ・ジャーミーという名となった。時代から時代へ、修繕され、幾度かの改築を経ている。1913年の改修時には、ジェノバ人のものとされる碑文や紋章の刻まれた墓石が出土し、考古学博物館に運ばれた。最近では、2008年にワクフ総局によるモスク改修がスタートし、この事業が先頃完了した。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:27091 )