モロッコ:成長率と失業が共に減少
2012年08月03日付 al-Hayat 紙

■モロッコ:成長率と失業が共に減少

2012年08月03日 金曜日 『アル=ハヤート』

【ラバト:本紙】

モロッコの経済成長率は、今年(2012年)第2四半期は第1四半期の2.8%から2.6%へと後退した。これは、降水不足による農業生産の減少と、経済・金融危機によるEU市場への輸出の減速の影響である。

計画担当高等弁務団の四半期報告書には、モロッコ経済は「世界経済の減速と隣接するユーロ圏のビジネス環境の悪化により被害を受けた。」と記された。また報告書は、「第3四半期に石油価格が約100ドルで安定することは、消費財価格の低下、国内需要の増大を助ける。」予想した。

また、報告書は、農業部門での主要穀物の付加価値が「干ばつのため約10%減少したが、工業およびサービス部門では4.8%成長した。これは、今年の第3四半期は2.9%、最終的には3%近くの成長を達成することを示唆している。この数値は、国際的金融機関の予想とも一致している。」と指摘した。

また、報告書は「外国資産の減少と、貿易赤字の累積」により、諸般の商業銀行の現金不足の継続を除外しなかった。

失業については、失業率は「昨年(2011年)の下半期の8.7%から、本年の下半期は8.1%に減少した。都市部の失業率は12.3%、農村部では3.5%である。モロッコの労働市場は、0.4%改善した。」

モロッコ経済は、19万2000の雇用を生み出すことができた。労働人口の合計は1160万人、そのうち約100万人が失業しており、失業者の大半は大学の学位を持っている。

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( 翻訳者:川北真以 )
( 記事ID:27259 )