タイイプ・エルドアン首相とヒラリー・クリントンアメリカ国務長官は1時間50分会見した。
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、ドルマバフチェ宮殿の執務棟でヒラリー・クリントンアメリカ国務長官と1時間40分の会談を行っ た。クリントン-ダヴトオール外務大臣の会談が長引いたことにより50分遅れて始まり、エルドアン首相は、クリントン国務長官を執務棟のドアの前で出迎えた。会談では、シリアの紛争の早期停止、アサド大統領後のシリアの体制転換、シリアの安定と最近増しているPKKに対する協力体制を取り上げたという。
アフリカ訪問後イスタンブルに来たクリントン長官は、アフメト・ダヴトオール外務大臣と記者会見を行った後、昨日14時50分にドルマバフチェ宮殿の首相の執務棟を訪れた。同長官は、執務棟で出迎えたエルドアン首相に「お元気ですか」と挨拶した。また、「短期間で世界を回ってきたいえますが、実際、トルコは訪れて最も喜ばしい国の一つです。いいものは最後に残すという言葉もありますしね」と述べた。
エルドアン首相とクリントン長官は、執務室で握手するポーズをした。エルドアン首相は、その時、長官に、夫のビル・クリントン氏について尋ね た。クリントン長官は、「とても元気です。仕事が休みの時はオリンピックを見ています。私に毎晩見たことを報告をしてきます」と答えた。会談には、ダヴトオール外務大臣も参加した。
会談では、シリアの紛争の早期停止、アサド大統領後のシリアの体制転換、シリアの安定と最近増しているPKKに対する協力体制を取り上げたという。
■抗議する新聞記者
クリントン長官が首相執務棟から出るとき、警察に黄色のマスコミ関係者のカードを見せ、メディア関係者の中に紛れ込んだトルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)のアブドゥルラフマン・ケスキン元特派員が、手に「高尚なるトルコ国民の暴漢オバマ氏への返事」と書かれた紙を持ち護衛の車列の前に身を投じ、「ムスリムを殺害するな、トルコを脅かすな」と叫んだ。道路脇で待機していた警察はケスキン氏に近づき拘束した。携帯電話番号を下に書いた「愛国者を代表して新聞記者アブドゥルラフマン・ケスキン」と紙に書かれた文章は次のようである。
「高尚なるトルコ国民の暴漢オバマ氏への返事である。私たちはトルコ国民である。私たちは中央アジアで生まれ、アナトリアで育ち、ヨーロッパで闊歩している。私たちは40人で中国の皇宮を急襲する。私たちはマラズィケルトでビザンツのディオゲネシスを屈服させた。私たちは船を丘を越えさせた。(そうして)古びたビザンツ帝国を屈させた。私たちはアッティラを、ファティーフ(メフメト2世)を、ヤヴズ(セリム1世)を、アタテュルクを生み出し、諸王、諸帝を友とし、敵を苦境におとしいれる。私たちは諸々の皇帝や君主を奴隷とし、黄金やダイアモンドをタウラの駒のように(ふんだんに用い)、礼服を粗末な布(のように)扱うトルコ国民である。」
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( 翻訳者:藤井彩香 )
( 記事ID:27326 )