聖典コーランが下されはじめた「カーディルの夜」を祝う―モスク満杯
2012年08月14日付 Hurriyet 紙


モスクが満杯のため中に入れない者たちはモスク周辺でイフタール(断食明けの食事)を行った。モスク入口も大変混雑していた。

カーディルの夜をエユプ・スルタンモスクで過ごすために何時間も前にモスクに人びとは集まっていた。すぐにモスクとその周辺は満員になり、モスク周辺で場所が見つからない者はエユプ広場周辺でイフタールの準備を行った。アザーンが唱えられ始めるとともに、イフタールが始まり、その後礼拝を行うためにモスクへと人びとは殺到した。何人かの市民はカーディルの夜をエユプ・スルタンモスクで過ごす目的で市外から来ていると述べていた。79歳のアヴニ・ギュル氏は、カーディル の夜を朝までエユプ・スルタンモスクで過ごすためにサカリヤから訪れ、「今晩は朝まで祈り続けます。ずっと祈りますよ」と述べた。

トラブゾンから来たムルテザ・アテシュオウル氏は、「何日か前からここにいますよ。カーディルの夜を祝うために訪れました。この夜を待っていたんです。一晩 中祈り続けます」と述べた。礼拝のためにエユプ・スルタンモスクに来た人たちの中にはシリアの内紛解決に対して祈った者もいたと言う。

一方、カーディルの夜をスルタン・アフメトモスクで祝うために訪れた人も大勢いた。イスラム教によれば、カーディルの夜は聖典コーランが預言者ムハンマドに啓示され始めた晩とされており、スルタンアフメト広場は賑わっていた。断食を解いた者も礼拝のためにモスクへ向かい、満足いくまでお祈りをした。イマームはカーディルの夜について説教をし、モスク出入り口ではお菓子のロクムが配られた。

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( 翻訳者:小幡あい )
( 記事ID:27355 )