PKK、CHPアイギュン議員を解放
2012年08月14日付 Milliyet 紙


PKK(クルド労働者党;非合法)により拘束されていた共和人民党(CHP)のヒュセイン・アイギュン議員がオヴァジュクで解放された。トゥンジェリのムスタファ・タシュケセン知事は、CHPのヒュセイン・アイギュン議員がオヴァジュクで解放されたことを明かした。ヒュセイン・アイギュン議員の健康状態は良好であるとの情報が入っている。

PKKは、拘束したCHPトゥンジェリのヒュセイン・アイギュン議員を48時間の後にアシャウ・トルノヴァで解放した。オヴァジュク郡庁へ向かったアイギュン議員の妻と議員仲間たちに知らせが伝えられた。本日テロ組織PKKに近いことで知られるインターネットサイトで、アイギュン議員の解放が予告された。同議員は拘束された地区に近い場所で解放された。

■オヴァジュクの村で解放

入ってきた情報によれば、CHPトゥンジェリのヒュセイン・アイギュン議員はテロ組織によって48時間後に解放された。アイギュン議員はオヴァジュク郡の付近の村で解放されたことが明らかになった。アイギュン議員の顧問が行った発表によると、知事により解放の知らせが事実であると確認され、アイギュン議員を保護するため出発したことが分かった。

■コチ氏からの発表

CHPのスポークスマンであるハルク・コチ氏は、アイギュン議員の解放後に行った発表において、「常識が勝利した」と述べた。

■一昨晩に誘拐

CHPトゥンジェリのヒュセイン・アイギュン議員は、一昨晩17時頃にオヴァジュクを出た後18時30分頃オヴァジュク-トゥンジェリ間の道路の35km地点でPKKによって誘拐された。

情報によると、アクシャム紙のカーディル・メルキット記者とデニズ・トゥンチ顧問とともにオヴァジュクで調査を行っていたアイギュン議員の消息は、同郡を離れて80分後に2名のPKK党員によりトゥンジェリのフルトゥナで絶たれた。

銃身の長い武器を所持した2名のPKK党員が車両を停止させたとき、アイギュン議員は下車を望まなかったことが分かった。同議員はPKKのテロリストと同地方で使用されているザザ語で話そうとしたが、PKK党員が「我々は分からない」とトルコ語で話したことが分かった。

アイギュン議員は党員たちに対し、「私は車からは降りない、誘拐行為を認めることはできない。私は国家議員であり、国民が私を選んだのだ。殴るなら私を殴れ、顧問や他の友人たちには手を出すな」と話した。

PKK党員たちはアイギュン議員の要求通り隣にいた2名を車に乗せた後、議員をそばに連れてくると、歩いて森の中へ入ったことが分かった。同議員の誘拐後、同議員の発見のため同地区において上空と地上からの捜索が開始されていた。

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( 翻訳者:大門志織 )
( 記事ID:27356 )