チャナッカレ18マルト大学学長のセダト・ラチネル教授は、平和民主党(BDP)議員がPKKのテロリストらと会ったことを、「BDPの議員たちの上層部との会談」と表現した。この行動によってBDPが、PKKを合法化しようとしていると述べた。
ラチネル教授はBDPがPKKの下部組織であると述べ、「この会談で、BDPはPKKを合法化しようとしている。PKKが下部組織(であるBDP)に命じて、下部組織の議員らも会談に行った。これは道路封鎖や誘拐をしようとしたのではない。議員らは、理解し、望んで行ったのだ。目的は、PKKをテロリストではなく市民運動であると示すことである。このような会談によって、地域をコントロールしているのはトルコ国軍(TSK)ではなく自分たちであると示したがっている。自分たちを合法であると示すため、同様の行動を増やすだろう。地域の公正発展党(AKP)所属の政治家らに対しても、強い圧力を加え続けるだろう」と話した。セダト・ラチネル教授は、PKK党員らが行動戦略を進展させているとも説明し、組織は自分たちをシリアにおける民主統一党(PYD)や北イラクのクルド自治政府同様、市民的クルド運動であると示そうとしていると述べた。
テロ対策にあたるメテ・ヤラル退役大佐は、「PKKはKCKとともに、獲得できなかった合法性を、テロリストを下山させることで実現しようとしている。道路を封鎖することによって地域での力の誇示を意図している。下山し道路を封鎖するのは、『道路をコントロール下に置いている』と印象づけるためである。山岳部では政府と衝突する一方で道路を封鎖して市民と接触している。これにも、市民に対する示威行動という目的がある」と述べた。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:27412 )