ギュル大統領、テロ対策サミットのため一時退院
2012年08月28日付 Zaman 紙

ハジェッテペ大学医学部付属病院に入院中のアブドゥッラー・ギュル大統領が、テロ対策サミットのため治療を一時中断した。

ギュル大統領は、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相、ネジデト・オゼル参謀総長と大統領府で会談した後、22時20分に病院に戻った。大統領は耳の違和感のためキルギス訪問を切り上げてトルコに帰国したが、木曜日から治療を受けているハジェッテペ大学病院から昨日、一時退院した。ハジェッテペ大学医学部付属病院のムラト・トゥンジェル院長の文書発表によると、ギュル大統領は両耳の中耳に違和感を覚えるとして現在治療中であるという。大統領の病状については、病院での治療に伴い日々回復傾向にあるそうだ。昨日の朝行われたギュル大統領の直近の検査では、制限つきではあるが日常生活を始め、一時的に退院できると判断されたという。

また、「大統領は、本日の(昨日の)外出ののち、投薬治療および検査の継続のため、病院に戻り経過観察を続けられる。耳の不快感が完治していないため、しばらくの間は航空機での移動を始め、聴覚機能に悪影響を与える行動を控えて頂くよう助言した」と発表された。テロ対策サミットについては、ガズィアンテプでの襲撃事件を始め、ここ最近急増するテロ事件について協議されることが分かった。ギュル大統領は、今日開かれる国家安全保障会議の議長を務めると見られている。

■エルドアン首相の見舞い

日曜の夜、ギュル大統領は病院でベシクタシュ対ガラタサライ戦を観戦したと報じられた。ベシクタシュの熱烈なファンである大統領は、ブラク・ユルマズ選手が転倒した場面で出されたペナルティーキックに対し不満を見せたという。ギュル大統領の10月および11月の海外訪問の予定についてだが、これはキャンセルされた。この中にはスウェーデン、リトアニア、ラトビア、そしてアメリカでの国連サミットが含まれている。エルドアン首相は昨日の朝、ギュル大統領を見舞いに病院を訪れた。およそ1時間面会したあと、首相は報道陣には答えずに病院を後にした。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:27466 )