ノルウェー防衛省は、軍服に宗教的な服装を持ち込むことを認可する規定を公表した。
イスラム教徒の軍人が軍服と共にスカーフを着用することを許可する、と発表された。防衛省がイスラム教徒の軍人に対してスカーフ着用を許可することになった新たな服装規定の枠組みにおいて、ユダヤ教徒の男性軍人も、お祈りをするときに着用するキッパー(帽子)を軍服と共に着用できることになる。
■極右政党から反発
クリスチャン・オヴェルリ防衛省スポークスマンは、「この新規定は、あらゆる集団がお互いにオープンな態度で接しているということを保証するものだ」と述べ た。この決定に対して、ノルウェーの極右政党である進歩党から反発の声が上がった。ノルウェーでは以前に、イスラム教徒の女性警官のスカーフ着用を自由とする規定が公表されていた。また、同国では昨年極右派のアンネシュ・ブレイヴィクが77人を殺害した襲撃事件が発生し社会を揺るがした。
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( 翻訳者:津久井優 )
( 記事ID:27502 )