8月23日から病院で治療を受けていたギュル大統領は、昨日(9月1日)退院した。ギュル大統領は、「(体調は)とても良好だ」と述べた。
アブドゥッラー・ギュル大統領は、内耳の不調のため10日間ハジェッテペ大学医学部附属病院で治療を受け、昨日(1日)退院した。ギュル大統領は、病院を出る際、入口で待っていた人々に手を振り、「とても良好だ」と述べた。
ギュル大統領は、キルギス訪問の際に内耳の不調が再発し、訪問を途中で切り上げてトルコに帰国した。ギュル大統領は8月23日にハジェッテペ大学医学部附属病院で治療を受け始めた。医師らは、治療の間疲労とストレスから離れさせるため、ギュル大統領を入院させて治療を行った。
ギュル大統領は、8月27日に、医師の許可を得てチャンカヤ大統領官邸でレジェプ・タイイプ・エルドアン首相とネジデト・オゼル参謀総長が出席して行われた3者会談に、28日には、国家安全保障協議会に出席した。医師らは8月30日の戦勝記念日の式典への出席は許可しなかった。チャンカヤ官邸でのレセプションは中止された。アタテュルク廟とアタテュルク文化センターでの式典では、ジェミル・チチェキ国会議長が代理を務めた。
8月23日木曜日に開始されたギュル大統領の治療には、エルギン・トゥラン医師があたった。薬物治療の結果、ギュル大統領の症状は日に日に改善し、病院ではハイリュンニサ・ギュル夫人が付き添った。医師らから、耳の不調が再発しないよう、2ヶ月間飛行機での移動は行わないよう忠告されたため、ギュル大統領は9月と10月の国外での予定をキャンセルした。ギュル大統領は入院中、シリアに関する報告や本を読んだ。
■「とても良好だ、ありがとう」
昨日(1日)に治療を終えたギュル大統領は、昨日の夕方病院を退院した。ギュル大統領は、病院を離れる際、待っていた記者らに、「とても良好だ。私を待っていてくれてありがとう」と呼びかけ、手を振った。病院の入口にいた市民らも、大統領に見舞いを述べた。
ハジェッテペ大学のムラト・トゥンジェル学長は、書面で発表を行い、「内耳に起因する不調のため、8月23日から今日まで当病院で治療を受けた大統領は、当院での治療を終え、予定通り回復して退院された。当院で進展を見守った素晴らしいメディア関係者の協力と理解に感謝する」と述べた。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:27503 )