PKKカンディル首領カラユラン、BDP議員とPKKの抱擁を批判
2012年09月07日付 Radikal 紙
PKK(クルディスタン労働者党; 非合法)のカンディルの首領であるムラート・カラユランは、ハッキャーリ県はシェムディンリ郡で平和民主党(BDP)と独立系国会議員達が通行をコントロールするPKKの構成員達と抱擁したことにつき、国会議員達及びPKKの構成員達双方を批判した。
カラユランは、PKKと関係が近いことが知られているフラート通信の記者の取材に応じ、(前述の)遭遇においてBDP党員達が示した態度、クルド人達が積極的に出迎えたこと、彼らにとって重要なメッセージであると述べた。カラユランは以下のように語った
「しかし、これは情報操作や社会の差別化の影響を受けて、そしてトルコの環境を考えると、(いつも)同じ結論を導けないのは当然です。この点に、BDP党員達はもっとトルコの現実を考慮しなければならないと思います。社会や民主主義のあらゆることを語ることが出来る、と思っているようですが、そうではありません。トルコではファシスト的、人種主義的な考えが行き渡っているのです。こうした考えを社会にも主流にしようと欲しているのです。このような環境にあっては、どこで何をおこない、何を話すのかを意識する必要があるのです。この点について、もっと慎重なアプローチが必要であると考えています。AKPはこの件を意識的に誇張し、利用していますと思います。さもなければ、気持ちに正直に振る舞うことは普通のことです。しかし、とはいえ、ここはトルコであり、皆がそれを意識して行動すべきです。」
■ PKKの構成員達の任務を解く
PKKメンバーのカラユランは、BDPの党員をトルコの諸条件を考慮しないことで非難する一方で、彼らに抱擁されたPKKの構成員達をも 批判した。カラユランは続けた。
「次のことを言っておきましょう、我々はその部隊の振る舞いが適切であると思っていなかったと。そのため、上層部はその部隊の指揮官を任務から外したと思うのです。またすぐに(抱擁した事に関する)全てに対する報告書を求めるプロセスが始められたのです。何故か?何故なら、彼らはそこで兵士にふさわしい振舞をする必要がある中、彼らは感情の波にのまれたのです。より慎重に、 より感情を抑えねばならないと、同胞達への批判がおこったのです。(対面して)自分たちの気持ちを表したのですが、ある所ではこれがある意味を生み出します。人民防衛軍(PKKの軍事組織、HPG)自身の規則では、その態度が批判されているのです。」
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( 翻訳者:濱田裕樹 )
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