■エジプト:飲用水処理会社は営業不能の状態
2012年9月9日 日曜日 『アル=アハラーム』
【アッ=シャルキーヤ:ウスマーン・シャハータ】
水道の飲用水の汚染が原因で、アッ=シャルキーヤ県の住民が腎不全、肝不全、癌などの病気に見舞われているにも関わらず、アッ=ザカージーク市の飲用水処理会社は営業不能な状態にある。というのは、同社の微生物・有機物検査室の業務が10日以上前から停止しているからだ。
その業務が停止したのは、一部の機器が盗難されたことによる。盗難された機器は、コンピューター機器一式が7組とされており、それは水質測定器を作動させるための専用機器であった。それに加えて、カラーのレーザープリンターも盗まれた。このレーザープリンターは、紙幣の偽造に使用可能であるという危険性から、前国家治安局からの許可を得て購入されたものであった。同様にスキャナの盗難も発生した。
盗難が発見されるや否や、盗難の責任を負うまいとして、すべての当事者の間で激しい非難の応酬が行われた。すなわち、飲用水処理会社の責任者は機器を盗んだとして労働者らを非難したが、その一方で労働者のほうは、検査室が停止したままで、国民にとって危険な状況が継続していることに対する責任はないことを強調した。
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( 翻訳者:西舘康平 )
( 記事ID:27563 )