手話の分野では、異なる方式によって生じる混乱を防ぐために、単一の認定証が導入される。家族社会政策省は9月21日に試験を実施する予定である。今後このように年一回実施される試験に合格し、認定を受ける資格のある者が雇用されるであろう。
家族社会政策省は手話の分野における異なる方式が引き起こす混乱を防ぐために、新たな取り組みを実施した。トルコ語手話システムが単一の言語として国全体に普及されるための認定証が準備された。同省はこれまで異なる組織から発行された資格証明書を有していた手話通訳者らに、単一の認定証を与える予定である。今後はこの認定証を有する者の雇用が保証される。認定試験の受験希望者の応募締切日は2012年9月12日と定められた。
手話通訳者に基準を設けることを目的としている同省は、「国民教育省公認手話通訳認定」試験を実施予定である。試験の受験希望者は同省や他の組織、機関に開設された手話講座で取得したトルコ語手話通訳資格証明書、あるいは資格の公証人が承認した証明書の写し、番号が記載された身分証明書のコピー、住民票、教育レベルを証明する卒業証書あるいは、証書の公証人によって確認された写しと申込書をもって県の国民教育局へ申請できる。申請書類が確認された後、受験者らは試験を受ける。試験に合格した者には、手話通訳の資格が与えられる。試験は一回のみになる予定である。公共サービスの提供において必要性が感じられている手話通訳者の雇用も開かれるであろう。またこの規定により、一方で公的機関の利便性を強化し、もう一方で聴覚障害者が公共サービスをより利用できるようにする。
■最初の公用辞典が出版
トルコ語手話システムををつくりあげ、手話通訳者と教育者を育て上げながら、手話の異なる方式の適用を防ぎ、その方法と基盤を整備する目的で、6月に「手話通訳の手引書」が出版された。国民教育省と家族社会政策省、トルコ言語協会そして聴覚障害者連盟によってこの手引書が出版された後に、1870の手話が掲載されているトルコ初の公用トルコ語手話辞典が用意された。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:齋藤洋輔 )
( 記事ID:27596 )