SNS上で音楽を共有したら、罰金5万リラ(約218万円)?-文化観光省が法案を用意-
2012年09月17日付 Milliyet 紙
著作権保護法・改訂法案では、インターネット上で音楽や映画、電子書籍を共有した者に重い罰が下されることになっている。
文化観光省が打ち出した「著作権保護法・改訂草法案」が施行されると、フェイスブックやツイッターといったSNSで音楽や映画、電子書籍、論文を共有した際に更に重い罰が下されることになる。エルトゥールル・ギュナイ文化観光大臣は、第5846号著作権保護法の改訂法案のうち、変更が予定されている草案を9月20日にEUの代表に提示すること、また10月のトルコ大国民議会(TBMM)の議題にすることを目標にしていることを伝えた。ギュナイ大臣は、「許可なく音楽や映画、電子書籍をダウンロードし、共有するものには勿論その罪を償ってもらう」と話した。
■最低でも1000リラ(約43万円)の罰金
文化観光省、著作権総局のアブドゥルラフマン・チェリキ局長は改訂がフランスやアメリカに良い結果をもたらしたと述べた。チェリキ大臣は、改訂が法務省、著作権総局、テレコミュニケーション通信庁、そして職能団体によって行われたと説明し、以下のように話した:
「2004年に改訂が行われた法律では、重要な改訂が見送られた。フェイスブックやツイッターといったSNSで映画や電子書籍、論文、音楽を共有したことが認められる者、または誰かが共有したものを再びシェアした者はまず警告を受ける。3度警告を受けてもなお共有が続けば、1000~50000リラの罰金が課される。トルコでは18~24歳の若者がインターネットで最も多くの映画や音楽を共有している。両親は子供達が何をしているか知らないので注意もできない。このため、我々の目的は罰を与えることではなく、意識付けることなのです。フランスでは、一度警告を受けた者のうち 95%が二度と違法に共有することはなかったそうです。」
<後略>
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( 翻訳者:百合野愛 )
( 記事ID:27624 )