サウジアラビア:宗教者「女性のインターネットへのアクセスは禁止なく許される」
2012年09月16日付 al-Quds al-Arabi 紙


サウジアラビア:宗教者「女性のインターネットへのアクセスは同伴者なしで許可される」

2012年9月16日 (日曜日) 『クドゥス・アラビー』

【リヤード:UPI】

サウジアラビアの宗教者は、国内のインターネット上での「女性のインターネット利用は同伴者を伴わなければならない」という標題の下での最近の議論を非難した。
(訳者注:サウジアラビアの)アル=アフサー県にあるイマーム・ムハンマド・ビン・サウード大学のイスラーム法学教授であるムハンマド・アル=アリー博士は、日曜日にサウジアラビアの新聞『アル=ヤウム・オンライン』で、「女性はインターネットの使用において男性と同様であり、そこでの相違は、道徳的かつ思想的に善良なインターネットサイトを有するか有害なそれを有するかである」との声明を発表した。

アル=アリー博士は「イスラーム教徒の女性は、より高尚で知性的な思想と、その宗教と信仰に有益であるか有害であるかということを認識する術をもって神に守られている」と語る。

最近、サウジアラビアのインターネットサイトは、情報の国際的ネットワークである「インターネット」を女性が使用する際には、イスラーム法で定められた者が同伴しなければならない(男性の同伴)という言説を広めていた。

このファトワーは、発表した者の言によると、ネットワーク上にはこの国を堕落させようとする様々なサイトが存在し、「女性は簡単に性的なものや感情に流される弱い生き物であるとみなされている」、したがって女性のインターネット使用はイスラーム法に定められた同伴者の一人を同伴せずには認められない」といった考えに基づいている。

この問題は、サウジアラビア王国が、ナツメヤシのマーケティングに特化した第一回目の女性たちの市場開幕の際に起こった。これは、様々な種類のナツメヤシを約100万キロ売るという、ウナイザ市での第8回目となる催しの際の出来事である。

この催しの関係者は昨日日曜日の声明の中で、「女性のナツメヤシ市場は、サウジ女性の置かれた位置にふさわしい特別な雰囲気の中で、サウジの婦人がナツメヤシ売買することができるようにとの狙いを持っていると述べた。

このステップは、サウジ女性向けの婦人服小売店での専売活動に関する最近のサウジアラビアの決定を受けている。

「女性のナツメヤシ市場はたいへん大きな成功を実現し、期待を上回った。販売が容易で煩雑な手続の存在しないこの市場へ、多くの女性たちが投資家として参入するための挑戦を行っている」と彼は述べた。

(後略)

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( 翻訳者:岸本聖美 )
( 記事ID:27686 )