エルギン法相、「必要ならオジャランとも面会する」
2012年09月26日付 Milliyet 紙


サードゥッラー・エルギン法務大臣はイムラル島にいるオジャランとの面会が可能であると述べ、「政府は直面する問題の解決のために手にしているあらゆる道具を使う」と話した。

サードゥッラー・エルギン法務大臣は、テロ問題を解決するための手段にアブドゥッラー・オジャランが含まれるかどうかは問題ではないと発言した。大臣はNTVアンカラのニルギュン・バルカチ特派員の質問に応じた。大臣はイムラルのオジャランが自分の弁護士たちとの面会を拒んでいると述べた上で「オジャランが家族とも会っていないという情報は誤っている。親族はときどき会っている。弁護士や政府の関係者とは会ってはいない」と話した。

■「オスロ交渉を巡る議論には暗い気持ちになる」

エルギン大臣は「オスロ・プロセスについての昨今の議論には心を痛めている。何か言いたいことがある人が発言するのは自由だが、この話題を政治的に利用したり、デマを流すことなく発言する必要がある」と述べた。

オスロ会談に関する共和人民党の発言は、一度にそれぞれ矛盾する批判を行うものだといする大臣は、次のように述べた。

「政治的な目的でのこの批判は、残念ながらこの問題の解決には結びつかない。期せずして我々はこの不毛な争いの単なる一部となってしまっているのだ。わたしはみなさんが常識とともに活動するようにお願いしたい。政府は直面する問題の解決のために手にしているあらゆる道具を使う。国民のみなさんの生活や財産の安全を提供するために我々の軍は必要とされる全ての手段をとり、動き、作戦を行う。しかし、一方でこの問題を中長期的な継続的なものとして解決するために、政治組織や政府の諜報部などは、彼らが必要と考える作業も行う。これらすべてが、その国の、国家の将来、安全のために行われる試みである。そしてこの作業が、この種の政治的憶測の犠牲となることがあってはならない。」

■「面会するのは職務」

エルギン大臣は、「アブドゥッラー・オジャランもこのプロセスに加える必要があるのか?」という質問に対しても次のように述べた。

「私は彼を特別扱いしない。つまり、この問題を解決しうるすべての類いの手段は目の前にある。変わりゆく条件や変化する環境によってこれらの手段の中からどれを使うことができるかを諜報部や政治組織、安全保障担当の官僚たちが決定する、そしてどの手段をとるか彼らが決めたならば、それは本当に利用される。これを行わないということはつまり欠如を意味する。そしてこれを行うことは職務なのだ。この国を、この国家を病気から救うことができるためにみなさんが必要だと思う一歩を踏み出すことは、任務なのだ。」

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( 翻訳者:三井景介 )
( 記事ID:27705 )