エルドアン首相、ジャーナリストらを名誉棄損で告訴
2012年09月27日付 Yeni Safak 紙
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、アイドゥンルク紙のいくつかのコラムにおいて、個人の権利を、攻撃的な内容で傷つけたとして、記事を書いたサバハッティン・オンキバル氏とメフメト・サブンジュCEO、アイドゥンルク紙に、30,000リラを求め、名誉棄損で告訴した。
エルドアン首相の弁護士であるアリ・オズカヤ氏とブルハネッティン・セヴェンジャン氏による訴状では、オンキバル氏が6月17日、7月18日、8月9日に書いた記事において「エルドアン首相の個人的な権利を攻撃する意図で、名誉を著しく傷つけた」と主張された。
コラムからの引用を用いた訴状では、該当の記事とともに「エルドアン首相を悪意と憎悪の感情」にさらし、名誉を貶めようとしたと主張された。
記者が、過剰な侮辱や罵り言葉を、批判する目的で用いるということは受け入れられないと強調された訴状では次のように述べられた:
「被告の記者が、長期間、我々が読んだ記事において「十字軍、十字軍遠征、(カトリックの)枢機卿、(教会の)堂守、教会、司祭など」キリスト教世界に関連する概念を、なぜ頻繁に用いるのか我々は理解できなかった。
個人の信仰や宗教的価値観もそれぞれ個人の権利の一つである。被告の記者が、「クライアント(エルドアン首相)のこの宗教的感情を」理解するためとして、意図的に彼を傷つけるような、イスラム文学において常に悪いものと記憶されている人物や出来事を例として出すことは、比喩が目的ではなく、故意に、「その行動によって、問題のある人物」というイメージを生み出す取り組みである。」
該当の記事で被告は、批判と言論の自由の限度を超えたと主張した訴状において、サバハッティン・オンキバル氏とメフメト・サブンジュ氏、アイドゥンルク紙は合わせて30,000リラの慰謝料を請求された。
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( 翻訳者:丸山 礼 )
( 記事ID:27718 )