今選挙があったらAKP52%、CHP24%・・・・―エルドアン首相発言
2012年09月27日付 Milliyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相はNTVとスターTVの共同放送番組に出演し、近々の話題に関連した質問に応じた。

選挙に関連し絶えず世論調査を実施したことを明らかにしたエルドアン首相は、最新のアンケートに関して公正発展党(AKP)が52.1%、共和人民党(CHP)が24.2%で、民族主義者行動党(MHP)も13.3%の割合で支持を獲得していると述べた。

来る天然ガスの価格値上げについては、10%から15%まで価格が引き上げられるだろうと述べた。エルドアン首相は、エルハン・エルテュルクが司会のNTVとスターTVの共同生放送でジャーナリストのネルミン・ユルテリ氏、ナズル・オズタルハン氏と、メフメト・バルラス氏の質問に答え た。

■AKPを支持、52.1%

首相は、選挙前に絶えず世論調査が行われているとし、「5社が実施した世論調査が、現在私の目の前にある。平均すると、我々AKPが 52.1%、CHP が24.2%で、MHPも13.3%、そして平和民主党(BDP)は6.2%のようである」と述べた。

■「私の子供たちは、禁止を理由に自国で就学できなかった」

 首相は、イマーム・ハティプ高校(礼拝指導の職員を養成する学校)に通わない若者らを「テロリスト」と言っていないとし、自身の子供たちも(法律上の)禁止を理由に、海外で就学するよう強いられたと明らかにした。「私は子供たちを自国で就学させられなかった。私の息子たちはハーヴァードに受かるくらいだったが、(自国で)進学できなかった。私の娘たちはスカーフを頭に被ったことが原因で、学校に行けなかった。我々が全力で戦うのは差別に対してである。トルコの一部層ではイスラムフォビア(イスラムあるいはムスリムに対する嫌悪感)が見られる。驚いたのは「あなたの娘たちはなんでトルコで勉強できない」と言われたことである。この感覚が普通のことである」と話した。

■判事たちは国会による選任が可能になるべき

 首相は、大統領制、半大統領制、党籍をもつ大統領といったシステムを提案したとし、先進国において大統領制が実施されていると述べた。また、この種の統治形態では判事もまた議会で選ばれると表明した。
 
■天然ガス価格の値上げ、10%から15%

 天然ガス価格の値上げに再びテーマを向けられたエルドアン首相は、「天然ガス価格の値上げは10%から15%程度で済む。経済担当の同僚たちがうまくやることと信じている」と述べた。
 
■「ロシアは私の希望を打ち砕いた」

首相は、シリア情勢の進展に関してアメリカ合衆国のバラク・オバマ大統領の選挙を重視しているとし、この問題でロシアによって希望が打ち砕かれたと述べた。ロシアが虐殺に加担しているとし、このため中国も親シリア政権の態度を示したとした

■「軍事支援を実施しない」

首相は、自由シリア軍にトルコによる軍事支援が提供されているという主張を論評し、(トルコ国内に)滞在しているシリア人らに食料や衣服、薬品の支援を行っていることに触れつつ、軍事支援を行わないと述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:齋藤洋輔 )
( 記事ID:27719 )