AKP(公正発展党)は第4回定例党大会において複数の新聞やテレビを含むマスコミの参加を拒否した。現時点で分かっている情報ではジュムフリエト紙、アイドゥンルク紙、ソズジュ紙、ギョズジュ紙、エヴレンセル紙やビルギュン紙とともにİMCテレビ・アンカラ支局が、要請したにも関わらず党大会の取材が拒否されることが判明した。
トルコ新聞記者連合のアティッラ・セルタル会長は、明日(30日)にアンカラで行われるAKPの党大会にジュムフリエト紙、ソズジュ紙、ビルギュン紙、エヴレンセル紙、イェニチャー紙やアイドゥンルク紙他を含む複数のメディアが取材拒否されたことを批判し、エルドアン首相の述べた「今日我々は表現の自由がピークを迎えた時代にいる」という言葉を(皮肉として)引用した。
トルコ新聞記者連合会長でイズミル新聞記者協会の会長でもあるセルタル氏は、文書による声明で、ジャーナリストたちが公共の任務を果たしていることを指摘し、次のように指摘した。
「AKPが明日行う総会にジュムフリエト紙、ソズジュ紙、ビルギュン紙、アイドゥンルク紙、イェニチャー紙やエヴレンセル紙をはじめとする複数のメディアに対し、取材を拒否する措置をとったことが明らかになった。これは“民主主義”と“報道の自由”に反している。過去に参謀本部による報道制限を批判していたエルドアン首相が今日、同じやり方をとろうとすることは憂慮すべきことだ。ジャーナリストたちは人々に情報を提供することを自分たちの使命と考えている。加えて、今回行われる予定の総会は極秘の会議でもないのだ。明日の党大会への取材を拒否されているメディアが複数存在していることは、国内でも、そして国外でもしばしば批判の対象となっている(トルコの)“民主主義”や“報道の自由”に1つの暗い影を落とすことになるであろう。この点で、首相が以前ワシントンポストとのインタビューで発言した“今日我々は表現の自由がピークを迎えた時代にいる。”という言葉を思い出してもらいたい。この時代遅れな出来事が実施されること無く諦められることを期待している。」
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( 翻訳者:三井景介 )
( 記事ID:27735 )