仮想空間最高評議会書記「一か月以内に国家情報網が始動」
2012年10月04日付 Mardomsalari 紙
「ナショナル・インターネット」構想が提起されてから数年が経ち、この間、この計画にはさまざまな変更が加えられた。そして今日、我々は国のサイバー空間に関する最重要計画の一つとして、「国家情報網」という名の計画に直面している。
この計画を実行に移した場合、我が国に対するサイバー攻撃による被害は最小限に抑えられることが期待されており、通信相によれば、あらゆるサイバー攻撃が国内への入り口部分で抑制されるだろうという。
こうした中、インターネットの通信速度や価格がどのように変わるのかについて、これといった明快な説明はいまだなされておらず、公式筋からは、今後数ヵ月間インターネット使用料に変化はない、と述べられるばかりである。
ITNA〔※IT関連の情報を扱う通信社〕が伝えたところによると、国家情報網が始動すれば、世界規模のインターネット網へのユーザのアクセスにも制限が加えられるのではないかとの噂が、同情報網に関する計画が提起されて以降、たびたび囁かれてきた。もっとも、こうした噂はこれまで何度も関係者らによって否定され、同情報網の始動は、実際には国内の情報が他国で「もてなされる」〔=他国に流出する〕のを防ぎ、国の内部で情報の管理を〔徹底的に〕行うための対策なのだ、との説明がなされてきた。
この件に関し、昨日「仮想空間最高評議会」のメフディー・アフヴァーン書記は記者会見の席上、ナショナル・インターネットについて「われわれは〔インターネットへの接続を〕制限するつもりはない。ナショナル・インターネットは、現在国内で利用されているサービスを支援するものであり、より広い帯域幅によってサービスの向上がもたらされるだろう」と述べた。
アフヴァーン氏はその上で、「このナショナル・インターネットの立ち上げによって、〔インターネットに関わる〕インフラも改善されるだろう」と続けた。
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