イラクへの越境攻撃許可1年延長議会承認
2012年10月11日付 Cumhuriyet 紙
トルコ大国民議会(TBMM)本会議で、越境軍事行動に関して、政府に与えられていた許可の1年間延長を求めた首相府の議案が、公正発展党(AKP)と共和人民党(CHP)、民族主義者行動党(MHP)所属の国会議員たちの票で承認された。
アンカラ― トルコ大国民議会(TBMM)本会議で、テロとの戦いの一環で、北イラクへの越境軍事行動に関して、政府に与えられていた許可を1年間延長する首相府の議案が承認された。
平和民主党(BDP)所属の国会議員らが反対票を投じたこの議案は、公正発展党(AKP)、共和人民党(CHP)、民族主義者行動党(MHP)所属の議員らの票で承認された。
議案では、北イラクに拠点を持つPKKテロリストによって引き起こされ、トルコ国民の安心、安全に基づく国における国民の一体性、防衛、国土の統一性に向けられた、テロ攻撃や明らかな威嚇行動が続いていると主張され、次のように述べられた:
「トルコは、イラクの国土の統一性や国民の一体性、安定を守ることに大きな重要性を置いており、北イラクのPKKテロリストの存在や、我が国に対するテロ攻撃を、確実に終わらせるための軍事活動を成功させるために、政治的、外交的努力と警告を続けている。
トルコに対して続くテロリストによる攻撃や威嚇行動に対し、テロとの戦いの一部として、国際法に沿って必要な行動をとる。そのために、限度や範囲、規模や日時を政府が公表する形で、トルコ軍の部隊が、我が国に対する北イラクからのテロの脅威や攻撃を防ぐことを目的とする、越境軍事行動と干渉を行うこととする。それに伴い、PKKテロリストらが拠点を置いているイラク北部とその近隣地域に部隊が送られ、任務を遂行するため、トルコ大国民議会が、2007年10月 17日付第903号決議で政府に与え、最近では2011年10月5日付第1005号決議で1年間延長されていた許可の有効期間が、2012年10月17日 付から1年間延長されることを、憲法第92条に沿って求める。」
<後略>
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( 翻訳者:丸山 礼 )
( 記事ID:27855 )