イスタンブルのジャーロールにある歴史的なリュステム・パシャ・メドレセは、補修工事を経て昨日壮大な式典とともに開館した。メドレセの一部は「光の書簡（リサーレイ・ヌル）」の博物館となり、その門も今日（13日）開かれる。

メドレセの5つの部屋には、ベディユッザマン・サイード・ヌールスィー師の所有物や、「光の書簡」のうち今日まで公開されていなかった多くの部分や文書が展示されている。（イスタンブル科学文化財団の）バルラ・プラットフォームのコーディネーター、サイード・ユジェ氏は、このプロジェクトは8年間で集められたアーカイブの成果だと述べ、この博物館によってベディユッザマンをよりよく知ることができると話した。博物館は、ヌールスィー師の物語を、「生涯の歴史」でも言及されているように、旧サイードと新サイードの時代にわけて展示している。このプロジェクトでは、ヌールスィー師の人生を、第1サイード期から始めて順にバルラ、ウスパルタ、エスキシェヒル、カスタモヌ、デニズリ、アフヨン、エミルダー、イスタンブル期に分けて扱っていると同時に、最初の専門常設博物館でもある。博物館の所蔵品の中にはベディユッザマンにスルタンから贈られた勲章や、当時のシェイヒュルイスラームに与えられたマフレジの位、刑務所で紙袋の小片に記した論説、ベディユッザマンが1000のペンを持つ書記と名付けた最初の謄写印刷機もある。個人所有物からは長衣、清め用の水差し、コーラン、ベストが収められている。

リュステム・パシャ・メドレセのオープニング・セレモニーには、ビュレント・アルンチ副首相、ヒュセイン・アヴニ・ムトゥル・イスタンブル知事、ムスタファ・デミル・ファーティフ区長など大勢の招待客が参列した。ビュレント・アルンチ副首相はプログラムでスピーチを行い、リュステム・パシャ・メドレセはワクフ目録に記載された大きな作品のうちの一つであると述べた。アルンチ副首相は、ワクフ財の保護が職務であると述べ、1551年に建設されたメドレセの保護を我々の信仰の要求と評価した。ムスタファ・デミル・ファーティフ区長は、1万の歴史的作品がある地域で奉仕していると述べ、補修が行われたことでこれらの貴重な作品を再びもり立てることを明らかにした。

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（ 翻訳者:永山明子 ）
（ 記事ID:27880 )