BDPデミルタシュ党首、PKKを止められるのは「彼」だけ
2012年10月19日付 Milliyet 紙


平和民主党(BDP)のセラハッティン・デミルタシュ党首は、「PKKを止められる軍隊はない。PKKを止められる唯一の勢力と人間は『オジャランだ』」と話した。

母語教育とオジャランの隔離措置撤廃を求め、43の刑務所で60が選ばれ433人の囚人が開始したハンガーストライキは今日で39日目に入った。刑務所でハンガーストライキを行う囚人と面会したBDP党員は、この出来事は冗談などではなく、囚人らの決意によることであることを述べ、一刻も早く大統領と首相が具体的な一歩を踏み出すことが待たれると話した。「ハンスト」のためにディヤルバクルでBDP共同議長であるセラハッティン・デミルタシュ氏、ギュルタン・クシャナク氏、アイセル・トゥールク氏は記者会見を行った。

デミルタシュ氏は会見で次のように述べた:

「これらの人々はクルド問題が解決できないでいること、母語教育や隔離に注意を引くために、体を死の危険にさらしました。このハンガーストライキは平和の泣き声なのです。静かに血を流すことを望んでいます。法務省はこの泣き声が聞こえないとは言えません。大統領もこの問題に無関心でいることはできません。今後はこの問題に関してはいいニュースを聞きたいと思います。いいことがあるようにと望むならば、このハンガーストライキにきちんと対応することが、解決への近道です。いいことがあれば、(ストライキをしている囚人の)要求は明瞭です。
「首相はイムラル島で会談するとも、隔離する」とも話しています。この問題で会談するならばイムラル島へ真剣に対応しなければなりません。イムラルに関する政策を変えなければなりません。政府と大統領のアプローチに変化があれば、問題解決を支えることになります。この問題が冗談とされるような側面はありません。死の瀬戸際まで至りました。ハンスト問題において前進がなされなければ事態の好転はありません。ハンストを行っている人の一人がなくなりでもすれば、誰もよいことを期待しないでください。このため政府は注意し、この問題の重大性を理解し具体的な一歩を踏み出さなければなりません。

すでに注意をそらせることではこの問題が解決できないことが明らかになりました。注意をそらしながらこの冬を越そうと望む者たちは道を誤りえます。もう一度 オジャランが呼びかければ人々は(ストライキを)放棄するでしょう。このため、オジャランの自由を確保しなければなりません。政権は「社会はまだ準備できていない」と言うかも知れません。しかしこの政策をさらに1,000年続けても、この社会は準備できません。クルド人は社会が準備するためにもう1,000年待つことができるか。クルド人にはこれ以上待つ時間はありません。

このため、死を止めることができるこの世で唯一の人間はオジャランなのです。PKKを止めることができる軍隊はありません。PKKを止めることができる唯一の力、そして人間はオジャランです。このため、政府は重大な局面に踏み出そうとするのならば、オジャランとの会談の可能性を確保すべきです。大統領は 「よいことが起こるでしょう
と言いました。しかし何千人もの人々がなくなりました。私たちはもはや一人の人間の死にも耐えられません。このため、具体的な一歩と会見を期待しています。」

<後略>

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:27953 )