イスタンブル弁護士会声明「アタテュルクを消す動き、加速」
2012年10月23日付 Cumhuriyet 紙


イスタンブル弁護士会の声明の中で、アンカラで予定されている行進を禁止する決定が違法であると明示され、「遺憾ながら、偉大なる指導者アタテュルクが共和国の建国者であるという原則及び価値を社会的記憶から抹消しようとする動きが加速している」と言及された。

イスタンブル弁護士会の書面による声明の中で、予定されている集会が、法から明確に理解される通り、第2911号法に規定される集会やデモ行進に含まれず、89年間の伝統に依拠する共和国記念式典であると言及された。

また同声明では、当該法第4項で、「例外事項」と表記された項目に記述されている集会及び活動が、第2911号法に準じていないことは明示されていると強調され、同項目の(b)項で、法に準じている、規則並びに限度内に留まっているという条件で法及び慣習に基づき実施される集会、式典、祭典、歓待そして歓送が当該法に含まれないということは注釈を要するまでもなく明白であると述べられた。

同声明の中で以下の見解が記された:

「共和国記念式典が89年間に及ぶ伝統の枠内で実施される式典及び祭典であることは議論の余地がない。いかなる場合であれ第2911号法第3項に基づき 「全ての者が事前許可を得ることなく、この法令に則り武力に依らず法的に不法行為と見なされない特定目的の集会及びデモ行進を実施する権利を有する。」同法規範を考慮すれば、禁止決定には法的根拠及び道義的かつ法的理由付けが欠落しており、つまり同決定が法に抵触していることは明白である。遺憾ながら、偉大なる指導者アタテュルクが共和国の建国者であるという原則及び価値を社会的記憶から抹消しようとする動きが加速している。共和国及びアタテュルクへの愛情はトルコ社会の心や記憶の中に法及び判決により築かれたのではないのと同様、こういった形でも抹消されることはないということを知っておかなければならない。トルコの奇跡である共和国を祝うことも断じて妨害されてはならない。」

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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:28005 )