保健相「国民の7.5%が貧困ライン以下の生活に落ちるのは医療費負担に原因」
2012年10月16日付 Mardomsalari 紙
保険相は医療費の支払いに占める国民の高い負担について触れた上で、「イランの人口中、約7.5パーセントの人々は医療費が原因で、貧困ライン以下の生活に落ちてしまっている」と述べた。
メフル通信の報道によると、マルズィーイェ・ヴァヒード=ダストジェルディー保健相は昨日、「ラーズィー・コンベンションセンター」で開かれた「第3回医療制度関係者大会議」の場で、〔‥‥〕医療分野における資金源の確保こそが、この分野が直面する最も重い課題の一つだと指摘し、次のように語った。
現在、医療費の54.9パーセントは国民の負担となっている。これに対し健康保険の負担分は18.6パーセント、政府負担分は約20パーセント、民間保険の負担分は7.3パーセントとなっている。〔医療費を負担する〕資金源の確保の在り方を改革することで、健康分野におけるこうした不公正を是正すべく、われわれは努力している。
同氏は、国民の16.83パーセントは一切保険に加入していないと指摘し、「〔その一方で〕国民の5.4パーセントは2つ以上の医療保険に加入している」と述べた。
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ダストジェルディー保健相、外貨の供給が滞っていることに抗議
保健相はまた、今年の上半期〔3/20〜〕に薬の輸入に必要な量の外貨がきちんと提供されなかったことを強く批判した。
同氏はこの会議の中で、「毎年、一定量の外貨が民間企業に提供され、それを通じて民間企業は国民が必要とする医薬品や医療必需品を確保し、輸入している。これは、〔海外で〕製造された医薬品や〔国内で製造される医薬品の〕原材料、及び医療機器〔の輸入〕に関する問題である」と述べた。
同氏はさらに、「昨年のエスファンド月から、われわれはこの問題〔=医薬品等の不足〕について厳しく調査してきたが、われわれはある時、必要とされる量よりもずっと少ない外貨しか、〔医薬品の輸入〕企業に提供されていなかったことに気がついたのである」と続けた。〔‥‥〕
同氏はその上で、「医薬原料や医薬品を確保するために、今年の上半期に各企業に提供されなければならなかったはずの量の外貨を、われわれはまったく確保できなかった」と強調した。
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( 翻訳者:8409125 )
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