作家オルハン・パムク氏に仏レジオンドヌール勲章が授与された。
仏文化・コミュニケーション省のオレリー・フィルぺティ大臣は同省で行われた式典でのスピーチで、作家オルハン・パムク氏について、パムク氏の本が多数の言語に翻訳されたこと、何百万人に読まれたと話し称賛した。
フィルぺティ大臣は、特にパムク氏がイスタンブルをテーマにして書いた物語に感銘を受けたと話し、「イスタンブルの物語の影響であなたをフランス人作家の ヴィクトル・ユーゴー氏、あなたの物語を『レ・ミゼラブル』に重ねています。このような見方をすると、非常に親近感がわきます」と語った。
パムク氏は勲章授与式でのスピーチの中で、一族の中でフランス語を知らないのが自身だけであると述べつつも、「一族で一番多くフランスの小説を読 み、フランスの絵を見た」と語った。
執筆した本のおかげで楽しく仕事をしたと話すパムク氏はトルコとフランスの関係に触れ、「オスマントルコの政治の西洋化は、フランスがモデルだった」と言った。
パムク氏は、自身の本が61言語に翻訳されたが、初めての翻訳は30歳の時で、フランスの出版社によっておこなわれたと加えた。
その後、フランスの大臣によって勲章がパムク氏に授与された。パムク氏とフィルぺティ大臣は記者の前でポーズをとった。
この式典にはトルコユネスコのギュルジャン・テュルクオール大使、パリ大使館の職員たち、トルコ人とフランス人の招待客が参加した。
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( 翻訳者:清川智美 )
( 記事ID:28082 )