ヤシャル・ケマルら左派知識人、ハンガーストライキ問題で記者会見
2012年11月02日付 Hurriyet 紙


作家のヤシャル・ケマル、ズリュフュ・リヴァネリ、ムラッタン・ムンガン、オズデミル・アクタン博士、メフメト・ベキャルオール博士、ゲンチャイ・ギュルソイ博士らが一堂に会し、刑務所で続けられているハンガーストライキに関する記者会見を開いた。

この集会に、妻であるアイシェ・セミハ・ババンと共に来場したヤシャル・ケマルは、以前行われたハンガーストライキに触れつつ、「以前のハンガーストライキは全ての関係者および政府の責任だった。今回も彼らの責任である。今日、ハンガーストライキを実行している者の息子たち、父親たちもこの当事者となり、世代が消滅しようとしている」と述べた。

ヤシャル・ケマルが後に配布した書類には、次のように書かれていた。『人が空腹から死に至るのを眺めることは、最大の苦しみである。このことは、どの時代においても人道に則さない。今日、人びとが生死をかけて求めるデモクラシーは、人権の一部である。解決が可能なのに、死を防ぐことが出来ないならば、その責任は、政府、野党、メディア、そして私たち皆にあるであろう。平和とは、この国の全ての者の願いであり、そして権利である。平和の目の前に新たな障害が置かれることに反対し、平和の道を開くことは、私たちの務めでなければならない。このため、私は全ての者に心から感謝の気持ちを感じている。』

■首相の責任

ズリュフュ・リヴァネリも、この集会の間にも、人びとが死に近づいていることを次のように語った。「私たちはいかなる見解をもとうと、人として命をもっているのだ、と述べたい。 しかし、このことを話す相手は、断食で床に伏す人々ではないし、彼らと話して、何かの解決になるとは思わない。「やめよ」ということも、正しい道ではない。人の生は最も高貴で尊い、と私たちが口にしているからである。一方で、私の裁判は私の人生より大切である、とハンスト者は述べる。ここには大きな根本的相違がある。それを考えると、私たちの対話の相手は政府であり、より正しくはトルコで政府を意味する首相であるのだ。首 相のほか、この問題を解決できる者はいない。つまり、彼らの死に首相は責任を負っている、といえよう。」

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( 翻訳者:櫻川知子 )
( 記事ID:28101 )