トルコ航空・ルフトハンザ、共同経営?―独土首脳会議で話題に
2012年11月04日付 Hurriyet 紙


トルコ航空のテメル・コティル最高経営責任者は、エルドアン首相とアンゲラ・メルケル独首相の会談で議題に上った「ルフトハンザ・トルコ航空共同経営」案について、「最終決定は総会で下されます。ただ、ドイツ首相がこのような提案をしたということには興奮しています」と述べた。

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、メルケル独首相とのベルリンでの会談で、ルフトハンザ・トルコ航空共同経営が議題に上ったことを発表した。同首相は、クズルジャハマムで行われた第19回公正発展党(AKP)協議・検討委員会で演説し、「議題のひとつはドイツのルフトハンザ航空とトルコ航空の共同経営でした。この2つの大企業は、共に歩んでいくことになるかもしれません」と話した。エルドアン首相のこの発表について、テメル・コティル・トルコ航空CEOは、「首相は、メルケル独首相からこのような提案があったことを、私に電話で知らせて下さいました。ドイツのほうからこのようなアプローチをされたことに、大変興奮しています」と言った。

■1989年にはサン・エクスプレス航空を共同設立

テメル・コティルCEOは、最終決定はトルコ航空総会で下されると言い、「我が社とルフトハンザ航空との間には、1989年に本社をアンタルヤに置くサン・エクスプレス航空を共同設立したことから始まる関係があります。2008年から今日までは、同じスターアライアンス加盟航空会社です。ルフトハンザ航空幹部とは、国際航空運送協会(IATA)及び欧州航空協会(AEA)で運営を共に行っています」と話す。
コティルCEOはまた、トルコ航空が近年飛躍的に成長しヨーロッパで果たす役割も重要なものになったと述べ、「ドイツからのこのようなアプローチは、トルコが航空業界おいて果たす重要な役割や、イスタンブルが急速に世界的ハブ空港と変化していることを表しています。エルドアン首相が演説で話されたように、イスタンブルに建設予定の第三空港は、トルコとトルコ航空の意義を更に高めるでしょう」と話した。

■トルコはヨーロッパへの扉

テメル・コティルCEOは、先週日本で開かれた日本経済新聞社主催の会議に参加したと言い、「この会議に招待されたヨーロッパのCEOは私ひとりでした。日本の大企業のCEOらから、『トルコは極東からヨーロッパへと開かれている扉だ』、『極東から見ると、トルコがヨーロッパを代表している』などという言葉を聞き、大変感動しました」と話した。

■ヨーロッパの大企業

ルフトハンザ航空は、今日そのグループ会社も合わせると計710機を所有し、ヨーロッパ最大の航空グループだ。同グループの昨年の乗客数は1億633万人で、エールフランス・KLMとブリテッシュエアウェイズ・イベリア航空がそれに次ぐ。トルコ航空の昨年の乗客数は3200万人で、ランキングは第6位である。

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( 翻訳者:津久井優 )
( 記事ID:28126 )