エジプト:タワドロス主教、コプト正教会118代総主教に選出
2012年11月04日付 Al-Ahram 紙
エジプト:タワドロス主教、コプト正教会118代総主教に選出
2012年11月4日『アル=アハラーム』
【カイロ:本紙】
ボヘイラ地区を担当するタワドロス主教が、コプト正教会の歴史の中で第118代にあたる教皇の座を獲得した。これは、くじ引きの少年役を務めたビショイ・ギルギス・ムスアド少年が、3名の候補者の名前が書かれた3枚の紙が入っているガラスの容器から同主教の名前が書かれた紙を取り出したことにより決定された。
ビショイ少年は、高い演台の上でバホミユース主教の隣に立った。バホミユース主教は福音書のいくつかの節を音読し、ビショイ少年の両目に目隠しをした。そして全員に少しの間静粛にするよう求め、ガラスの容器にかけられていた白い布のリボンを切った。そして、少年がそのガラスの容器の中にある3つの透明なプラスチックの玉のうちの1つを取り出した。バホミユース主教はその玉を開き、新教皇の座を獲得したボヘイラ地区担当タワドロス主教の名前を読み上げた。
新教皇の名前を発表した直後、教皇選挙委員会のスポークスマンを務めるタンタ主教のボーラー主教は、残りの2つの玉を開け、残り2名の候補者たちの名前が書かれた紙が中に入っていることを確認した。その2名とは、ルファーイール主教とアファー・ミナ修道院のルファーイール修道士である。
教会会議のメンバーのうち主教および府主教の数名が、新教皇が礼拝のために籠っているワーディー・アル=ナトゥルーンのビショイ修道院へ就任の祝辞を述べるために向かうことになっている。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介
されています。)
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( 翻訳者:三代川寛子 )
( 記事ID:28133 )