修復されたディヤルバクルのアルメニア教会で、最初の儀式
2012年11月04日付 Radikal 紙
修復が完了し鐘楼が新たに作られたスルプ・グラゴス・アルメニア教会において最初の祭礼が行われた。
中東最大のアルメニア教会として知られているスルプ・グラゴス・アルメニア教会は、新たに建てられた塔に昨日鐘が取り付けられたことにより、トルコのアルメニア総主教座のアラム・アテシャン大主教補の取り仕切りのもと、最初の祭礼が行われた。
国内外から大勢の人が参加した祭礼では、香が焚かれ、祈祷が読まれ、蝋燭が灯された中で礼拝が行われた。祭礼では、別にイスタンブルから来た40人のアルメニア教会聖歌隊も聖歌を口にし、聖書の文を読んだ。
アテシャン大主教補は行った説教で、およそ100年の時を経て教会で鐘の音を聞くことを幸せに思っていると述べ、これに努めた人びとに感謝した。
平和と同胞愛のために祈りを捧げたアテシャン大主教補は次のように述べた。
「神の御前にいるこの瞬間、全世界で紛争が終結するよう祈ります。心に平和と愛の種が芽吹くこと、そして芽吹いた美徳が我らの世界が悪に打ち勝つことを祈ります。特にトルコの全ての人が一刻も早く平和にたどり着き、あらゆる信仰、言葉、民族、信心をもつすべての人びとが兄弟のように共に生きるよう祈ります。ハンストが一刻も早く終了するよう各自がその務めを全うすることを、人類と神の名の下に祈ります。共に発展し、共に善行をおこない、そして共に幸せになるため、我々皆に努力を促すため、神に祈ります。」
ディヤルバクルのスルプ・グラゴス基金管理委員会のメンバー、ガフル・トゥルカイ氏は、記者らに行った会見で、アルメニア社会によりここ3年修復が行われていたと述べた。
ディヤルバクルに素晴らしい傑作を加えることになったと述べるトゥルカイ氏は、「ディヤルバクルの中小事業者に、観光へ、そして経済への貢献である。今日は我々にとって非常に意義がある日だ。なぜなら、97年後ディヤルバクルで鐘の音が聞こえることになるから」と述べた。
儀式の後、参加者は教会の庭で昔を回顧した。教会の庭では土産物のスタンドが立ち、「多文化」がテーマの写真展が行われた。
(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介
されています。)
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( 翻訳者:倉田杏実 )
( 記事ID:28136 )