平和民主党(BDP)議員も、ハンストへ
2012年11月05日付 Yeni Safak 紙
テロ組織PKK(クルディスタン労働者党・非合法組織)の指示により刑務所で始められたハンストが問題になっている中、平和民主党(BDP)員もハンスト支持の準備を始めた。
平和民主党(BDP)の会派グループは4日、トルコ大国民議会(TBMM)で3時間を越える非公開の会合をおこなった。同会合で、政府が刑務所でのハンスト参加者の要求にそって24時間以内に行動をとらなかった場合、党会派としてハンストを始めることが決められた。BDP所属の国会議員は同会合で、「刑務所で始まったハンストの責務を私たちが負う必要があります。会合でも、この点での納得が得られた」と語ったとされている。
■ハンストを共におこなう
刑務所で始められたハンストは、テロ組織主導のもと広まっている。BDP所属の国会議員は、ハンスト参加者の要求に対し、政府が(要求に沿った)一歩を踏み出す必要があると主張する一方で、世論で高まっている「BDP所属の国会議員はなぜ行動しないのか」との批判について対応を始めた。BDP会派は4日の夜、セラハッティン・デミルタシュ党首を議長とし、トルコ大国民議会(TBMM)で報道関係者に非公開で会合を開いた。
■この責務を私たちが負う必要がある
「刑務所で始まったハンストの責務を私たちが負う必要があります。会合でも、この点での同意が得られた」。このような説明の後、BDP党員は会合の間、ハンストがいかなる条件で、どこで、どのような方法で行われるべきか議論した。入手した情報によれば、同会合で明日夜までに政府が何も行動しなかった場合、BDP所属の国会議員は行動(ハンスト)を始めることが決定された。
■実施場所はトルコ大国民議会
同会合では、「さらなる声をあげるため」TBMMにおいて行動を取るという意見も出され、BDP所属の国会議員はハンストを全員一致で、TBMM本会議場で行うことが採択された。BDP所属の議員は去る一月にクルド問題を理由に、トルコ大国民会議の本会議場で座り込みを行おうとしたが、ジェミル・チチェキ・トルコ大国民議会議長の要請に基づき、夜になって本会議場から立ち退き、TMBB内の会派サロンで続けていた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:28150 )