百万長者の乞食2名が昨日、サナンダジュ市で逮捕された。
イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、サナンダジュ市の副市長(都市サービス担当)は、「物乞いの摘発を担当している捜査官らは、乞食に身をやつしていた70歳の男を逮捕した」と述べた上で、「この職業乞食に対して身体検査を行ったところ、220万トマーン〔※市場レートで計算すると日本円で約5万5千円〕の現金が発見された」と発表した。
同副市長はまた、「捜査官がこの乞食から聴取した結果、彼が数ヘクタールの農地の所有者であることが明らかになった」と述べ、さらに、「この老人から〔もう物乞いはしませんという〕誓約書を取った上で、彼を自宅に帰した」と続けた。
シールザーディー副市長はさらに、「また別の事件として、昨日イラク出身の職業乞食1名がサナンダジュのフェルドゥスィー通りで逮捕された」と述べた。
同副市長は、「この人物からも60万トマーン〔日本円で約1万5千円〕と7万6千イラク・ディナール〔公式レートで約5100円〕が見つかった」と発表した上で、「この乞食についても、イラクに帰国させることになるだろう」と述べた。
同氏は、今年に入って乞食行為は60%減少したと指摘した上で、「今年の始め〔西暦で3月20日〕から現在までに、161名の職業乞食が逮捕されている」と述べた。
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( 翻訳者:841115 )
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