イスタンブルに続きアンカラの「区」の境界変更で、議会紛糾―選挙対策?
2012年11月08日付 Milliyet 紙


イスタンブルのシシュリ区に属していた中心地区を分離し、サルイェル区に統合させた夜中の動議と同様の事態が、アンカラでも起こった。

トルコ大国民議会本会議で夜中に提出された動議が承認されたことにより、アンカラ県で、イェニマハレ区に属していたドドゥルガ地区及びアラジャアトゥル地区の環状道路内の区域と、チャイヨル、アフメト・タネル・クシュラル、ウミト、コル、コヌトケント、そしてヤシャムケント地区が、チャンカヤ区に統合された。

議会本会議で昨日夜中にイドリス・ナイム・シャーヒン内務大臣が署名した動議が承認されたことにより、広域都市関連法案の第2条に2項が追加された。

承認された動議によると、アンカラ県でイェニマハレ区に属していたドドゥルガ地区及びアラジャアトゥル地区の環状道路の外側の区域はシェヒットアリ地区と統合された。シェヒトアリ地区、アシャーウユルッチュ地区、ユカルユルッチュ地区、バルルクユムジュ地区及びフェヴズィエ地区は、エティメスグト区に統合され、編入された。

アンカラ県では、イェニマハレ区に属していたドドゥルガ及びアラジャアトゥル地区の環状道路内の区域とチャイヨル、アフメト・タネル・クシュラル、ウミト、コル、コルケント、ヤシャムケント地区が、チャンカヤ区に統合され、編入された。

共和民主党(CHP)議員が猛反対する原因となった夜中の動議について、議事録には以下の会話が記されている。

「レヴェント・ギョクCHP議員:我々のアンカラのイェ二マハレ区は、一部がエティメスグト区に属し、また別の地域はチャンカヤ区に属することで、バラバラになってしまっている。

オメル・ファルク・オズ議員(マラティア出身):なんということだ…

レヴェント・ギョク議員:どんな権利があってこのようなことをするのですか?こんな夜中に提出した抜き打ち的動議により、アンカラ市民、イェニマハレ区民が協力して造り上げてきた居住区を、どのような権利があって分割するのですか、内務大臣?誰がこのような権利を貴方に与えているのですか(あなたにそんな権利があるのですか)?

イェニマハレの人々は、朝起きてみると、一部の区域はエティメスグト区に属し、別の地域はチャンカヤ区に属しているということになる。

これらはどの地区かというと、チャイヨル、アフメト・タネル・クシュラル、ウミト、コル、コルケント、ヤシャムケントである。これらの町は、イェニマハレの中心地域です。

大臣、貴方のこのような無神経な行動を非難します。この動議を貴方が提出しているのです。この動議について、国民は知りません、アンカラ住民も知りません、委員会のメンバーも知りません、貴方の党員も知りません、今初めて知ったのです。恥を知りなさい(AKP側の席から騒音)、貴方方の政党らしいやり方ですね。もはや公正で発展する党(公正発展党)にまともな対応は期待できません」。

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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:28186 )