チルレル元首相、「2月28日過程」をクーデターと明言
2012年11月11日付 Radikal 紙


チルレル元首相は、「2月28日過程はクーデターだ。これは常識を覆すクーデターだ。戦車や銃によって行われたものではなかったが、クーデターが起こるという恐れは、意識のうえで支配的なものになった」と評した。

チルレル元首相は、「一連の誤った理解を防ぐ目的」で行った書面による発表で、「2月28日過程はクーデターである」と述べた。
2月28日クーデターが、「常識を覆すクーデター」であるとしたチルレル氏は、2月28日過程は戦車や銃によって行われたものではなかったが、クーデターが起こるという恐れは、意識のうえで支配的なものになったと表現した。
チルレル氏は、「これは断片的なものではではなく過程だ」と定義した時代を、「国民の意思で国会に送られた多数派が、他の意思に屈し、少数派とされた過程だ」と評した。

チルレル氏は発表で以下のように述べた:

「特別権限検事の広範な活動で手に入れられた西部活動隊(Batı Çalışma Grubu)の活動に関する署名された文書において、主な目標が、密かに、また直接権威を削いで、タンス・チルレル氏の政治生命を剥奪することと、正道党(DYP)の解党であることがはっきりと見て取れる。
もし正道党と福祉党(RP)の国会議員の278の署名が、後に大統一党(BBP)の国会議員の参加で282の署名が、組閣のために大統領に提出され、それにもかかわらず政権が少数派の議員に与えられたなら、もし正道党の国会議員がホテルの秘密の会合部屋で、説得のための部屋で、恐喝、恐怖、要求、利益の約束で政党から追い出され、多数派が少数派、少数派が多数派になるまで待たれた後、信任投票がそのようにして保障されたならば、こうしてつくられた政府はもはや真の国民の意思を代表するとは言えない。
おわかりの通り、チルレル氏は政治生命を断つにあたって主目標とされ、正道党は解党され、こうして福祉党・正道党政権は崩壊し、諸政党は解党し、活動を禁じられ、懲役刑に処されたが、すべてのクーデターにおいてそうであるように、最も大きな損害を受けたのは国民だった。結果、やはり近い過去の歴史が誤って書かれてしまった。
国民の団結と一致が何よりも必要だと感じているこの時代、文民憲法作成の過程において、責任をトルコ軍だけに押し付けずに、皆が自己批判を行う環境で、新たな分裂や報復を引き起こさないような、逆に普遍的な民主主義の価値を最小限共有し統合するような状態によって生み出される教訓は、国民が政治から期待するものであり、私たちの未来の世代への義務である。」

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( 翻訳者:菱山湧人 )
( 記事ID:28208 )