レイラ・ザナもハンストに参加
2012年11月14日付 Radikal 紙


ディヤルバクル選出無所属国会議員のレイラ・ザナはトルコ大国民議会(TBMM)にある一室でハンガー・ストライキを起こした。

ディヤルバクル選出無所属国会議員のレイラ・ザナは、ハンガー・ストライキをディヤルバクルで続ける平和民主党(BDP)議員とは無関係に、刑務所で続けられている活動を支持するため、TBMMの一室で無期限・不退転のハンストを起こした。

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相と行った会談の後BDP党グループと疎遠になったディヤルバクル選出無所属国会議員のザナは、党グループとは無関係にTBMMの一室でハンストを開始した。ザナはBDPに情報を提供する一方で、党幹部はザナの「健康状態」を理由にハンストを起こしたことに反対した。 これを受け、マルディン選出無所属国会議員と民主主義社会会議(DTK)のアフメト・チュルク共同議長、BDPアダナ選出議員ムラト・ボズラクは、部屋に行きザラを翻意させようとした。しかし説得の努力は無駄に終わった。ザナはハンストを数日TBMMの部屋で続け、その後再検討をおこない、ディヤルバクルでハンストを続けるBDP議員の許に行く可能性があるとされた。ザナは少し前にも刑務所でハンストを行う拘留中の者や受刑者を訪問し面会していた。 

■チュルク共同議長:無期限且つ不退転

ザナを説得できなかったチュルク氏は、その後記者会見を開き、「敬愛なるレイラ・ザナはプロセスを妨害しようとの判断からハンストを起こしたのではありません。それとは正反対で、プロセスが容易となり、対話環境をつくろうと今日ハンストを起こす決意をしたのです。ザナは議会にメッセージを送るため、また社会にメッセージを送るために、議会の一室でハンストを続ける決定をしました。我々もこの友人(ザナ)が下した決定を尊重してい ます。レイラさんの健康状態は思わしくありません。この健康状態を理由に彼女本人がハンストをするのに反対し、友人と共に(ハンストをやめるよう)お願いしました。彼女は決心が固いことを告げ、今我々は彼女の決定に敬意を払っています」と述べた。

■首相への回答

チュルク氏は、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の「(自分たちの)体制を望んでいる」との発言にも回答し、「ハンストは64日目を迎えた。既になされている要求の他、ハンストの最も重要で根本的な要求は、この国で無分別な暴力の撤廃と民主主義を基礎とした政治が行われること、民主主義を基礎としてクルド問題の話し合いを行い解決を見ることです。しかし残念ながら、首相の発言はこのハンストを止めるために向けられたものではありません。それとは逆に、扇動的発言、スタイルがこちらに向けられています。しかし今日このハンストを前に皆がやり方を正し、解決とハンストに終止符を打つような行動を取るべきでした。特 に敬愛なる首相のこの扇動的スタイルは、日ごとに我々の希望を減らしています。首相には次のことをよく知って頂きたいのですが、我々は(自分たちの)体制を望んではいません。自分たちの要望を整えようとの気持ちはないのです。何年もの闘いを通じて自分たちの存在を証明し、国民の民主主義への要求を議題に挙げ話し合い、この要求を実現させるためいかなる犠牲も厭いはしません」と述べた。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:28242 )