BDP(平和民主党)の呼びかけに応じ、森林公園で市民による(17日から)2日間のハンガーストライキ実施が計画されたが、許可されなかった。すべての大通りと交差点には装甲車による規制が敷かれ、町は1日緊張に包まれた。シュルナクではデモが行われ、デモ隊に対し警察はガス弾と高圧水で妨害した。デモ隊は消防車に上り周囲に放水した。
刑務所でのハンガーストライキを支持するため、ディヤルバクルの森林公園で実行が計画された2日間のハンガーストライキに、警察の許可が与えられなかった。警察は通りでアナウンスを行い、県庁は市内で2日間計画されている活動とハンガーストライキを許可していないと述べ、集まる群衆に対抗措置をとると通達した。街中の交差点と大通りには、機動部隊と特別行動チームによって装甲車と暴動鎮圧車(TOMA)が配備された。
■BDP支部に警察の包囲
ハンガーストライキが行われる予定の森林公園とBDP県支部は、警察によって包囲された。多くの地点に警官が配備され、市民が連れ立って歩くことを妨げている様子が見られた。警察車両からしばしば「11月17日・18日に行われるあらゆる活動は、県庁からの許可を得ていない。集まった群衆には、警察が介入する」と放送が行われた。BDP県支部の前で話していたBDPディヤルバクルのヌルセリ・アイドアン議員は、警察が民主的な活動に許可を与えず、今日街中が治安部隊によって包囲されていると述べ、人々に家で活動を続けるよう求めた。
情報によると、刑務所でのハンガーストライキを理由にこの4日間で行われた無許可デモで、18歳以下の70人が逮捕され、警察から身柄を移されて検察によって釈放された。一方、ディジュレ大学で行われた行進による8人、市中心部で発生した事件による4人の計12人の逮捕者に関しては、取り調べが続いているという。
ディヤルバクルで4日前から続く消灯運動、警笛や笛、鍋を打ち鳴らす活動は、今晩(17日)19時以降、各家庭や大小の道路上で再開される。警察は、特定した人物に罰金を科している。
■ディヤルバクルで広範な安全対策
一方ディヤルバクルDタイプ刑務所では、13日前からハンガーストライキを続けていた32歳の受刑者ウミト・アイドゥンの様態が昨夜悪化し、救急車で病院に搬送された。アイドゥン受刑者は胃出血を起こし、以前肝臓移植を受けていたという。同受刑者は、ディジュレ大学に搬送された。
■デモ隊が消防車に登る
シュルナク県ジズレ郡の自由公園では、女性を含む90人がハンガーストライキを行った。同公園に群集が集まったため、警察は解散するよう警告した。群衆が解散しなかったため、警察は群衆にガス弾と高圧水で妨害した。デモ隊は警察に石や火炎瓶を投げた。投げられたガス火炎瓶は警察車両に当たり、炎上した。火は警察によって消化された一方、公園周辺は戦場へと様変わりした。デモ隊も事件現場にやってきた消防車の上に登り、周囲に放水した。ジズレで発生した事件は、ジュディ地区とヌル地区で続いた。この地区では、路地に逃走したデモ参加者と警察の間で長時間鬼ごっこが起こった。
■スルタンガーズィでも警察の介入
イスタンブルを始めとする多くの県でも、刑務所でハンガーストライキを行う人々を支持するために2日間のハンガーストライキが開始された。
スルタンガーズィでハンガーストライキ支持のためテントを設置しようとしたグループに、警察は高圧水と催涙ガスで妨害した。グループの人々は警察に石を投げて反撃し、路地に逃走した。
平和民主党(BDP)が今日(17日)の開始と48時間の継続を計画した大規模ハンガーストライキに参加しようとした50人のグループは、10時からスルタンガーズィにある児童公園に集まった。参加グループのメンバーは公園にテントを設置しようと、いくつかの道具を持ち込んだ。
しかし警察は、参加者グループにすぐに介入した。グループが警察の道具を集める一方、機動隊も高圧放水でグループを四散させた。グループメンバーが石を投げると、警察も催涙ガスを撒いて反撃した。グループの人々は路地に逃げた。警察と逃走するデモ参加者の間で鬼ごっこが起こった。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:28274 )