今度はザーヘダーン=テヘラン間で旅客列車が脱線:4名が死亡、26名が負傷
2012年11月11日付 Jam-e Jam 紙
ザーヘダーン=テヘラン間を運行する旅客列車が脱線事故を起こし、4名が死亡、26名が負傷した。
マフムード・モザッファル氏はイラン学生通信のインタビューに答えて、ヤズド州アシュクザル市ナザラーバード駅で発生した列車脱線事故に関し、「金曜日の23時20分に事故発生が伝えられてすぐに、8隊の救助チームが事故現場に派遣された」と述べた。
同氏は、この事故で30名が死傷したことを明らかにした上で、「救急隊員らは被害者の救出と法医学庁への遺体の搬送を行った」と語った。
赤新月社救難救助機構長官はさらに、「この旅客列車は324名の乗客を乗せていたが、事故に巻き込まれた30名を除いて、他の乗客はすでにテヘランに出立している」と述べた。
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■ 事故調査委員会が調査中
南東鉄道局の局長は、ザーヘダーン=テヘラン間で死者を出す脱線事故が起きたのは、今年に入って初めてであると指摘した上で、「鉄道に関する委員会が現在、事故原因を詳細に調査中である」と述べた。
セイエド・モスタファー・ダーヴーディー氏はメフル通信のインタビューに答えて、次のように明かした。「スィースターン・バルーチェスターン地方を走る鉄道で最も深刻な問題は、路線に砂が詰まることである。それゆえ、このような事態の発生を防ぐための対策が、これまで考えられてはきた」。
同氏はその上で、「もちろん、この対策は鉄道が敷設される前から予想されているべきであった。しかし、現在は欠陥部分を改善し、〔新たな〕路線を試しているところである。砂の詰まるポイントを取替え、新たに〔路線の〕サンプルを設置する予定だ」と続けた。
ダーヴーディー氏はヤズド州ナザラバード駅の進入部分で起きた昨日の列車事故について言及した上で、「この旅客列車は7時50分にザーヘダーン駅をテヘランに向けて出発し、23時50分〔ママ〕にヤズド州ナザラバード駅の進入部分で、機関車と客車二両が脱線して事故に巻き込まれた」と述べた。
同氏はまた、「この痛ましい事故で、機関士と技術職員2名を含む鉄道員3名と乗客1名が死亡し、我が同胞ら26名が負傷した」と語った。
同氏はさらに、「負傷者は鉄道職員とヤズド州救急隊の尽力により、ただちに病院へと送られ、彼らの多くが応急措置を受けた」と述べた。
同氏は、イラン・イスラーム共和国鉄道事故最高委員会が昨朝、迅速に事故現場に派遣されたことを指摘した上で、「同委員会の委員らは調査の後に、事故発生の原因を明らかにし、発表する」と述べた。
同氏はまた、「このような事故を二度と経験しないよう、われわれは全力で取り組んでいる。この分野では、ルールを厳格に適用してきた」と付け加えた。
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( 翻訳者:8410068 )
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