Facebook上でのアラブ世界の女性の地位
2012年11月28日付 Al-Ahram 紙

■Facebook上でのアラブ世界の女性の地位

2012年11月27日『アル=アハラーム』

【カイロ:本紙】

ソーシャル・ネットワーク・サイトのFacebookやTwitter上で起きた、アラブ世界の女性によるインティファーダ(蜂起)のさなかにて、キャンペーンの一か月が過ぎた。キャンペーンは現在、メンバーが55,000人以上に到達した後を目指している。

キャンペーン用の写真を全ての町に広めるために、キャンペーン用のスローガンの型紙をデザインすることによって、参加するメンバーがそれを印刷し、空欄にしてから下に自分たちの名前を書いてアラブの町のすべての壁に撒き散らし、そして自分たちの声ができる限り多くの人に届くように写真をサイトに送信することができるまでになった。キャンペーンは、スローガンのもとにある特別な主張を強調するとともに、女性がアラブ世界で自由に、独立して、安全に生活すること、そして彼女らが提唱している主張と権利を強調することを目指している。女性の権利、主張とは、思想の自由、表現の自由、信条の自由、移動の自由、身体の自由、服装の自由、住居の自由、意思決定の自由、結婚の自由、また離婚の権利、自立の権利、教育の権利、労働の権利、投票の権利、立候補の権利、行政の権利、所有の権利、子の養育における平等、労働における平等、社会における平等、家庭内暴力からの保護である。

またこのキャンペーンは、熱心に、30条からなる世界人権宣言を定義するためにその要旨とともにFacebookのフロントページに表示させており、ページ上では、エジプト、イエメン、ヨルダン、リビア、その他のアラブ世界のすべての女性からの返信を受け取っている。その返信には、彼女たちがキャンペーンに参加していることを発表する彼女たちのコメントや写真、または望む目的を実現するための提案がある。

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( 翻訳者:川北真以 )
( 記事ID:28379 )