エジプト:舞台と音楽の収集品の展覧会「ここから私ははじめる」を開催
2012年11月28日付 Al-Ahram 紙


■舞台と音楽のパイオニアの収集品展覧会「ここから私たちは始める」が開催

2012年11月28日『アル=アハラーム』

【ナハーニー・サラーフ】

「ここから私たちは始める」は、エジプト文化記憶展覧会のスローガンである。インティサール・アブドゥルファターフ氏をセンター長とする舞台・音楽・伝統芸能国民センターがその準備をしているが、それは本展覧会を文化省の後援のもと、来月ザマーリク地区の同センターで開催するることが目的だ。

本展覧会には、様々な世代を通した舞台、音楽、伝統芸能の象徴ともいうべき選りすぐりの収集品が収容されている。それらの世代はエジプトの芸術的個性の多面性を作り上げることに貢献したが、その中には、サイード=ダルウィーシュ、ユースフ・ワハビー、アミーナ・リズク、ザキー・トゥライマート、ザカリヤー・アル=ハジャーウィー、アブドゥルマヌアム・イブラーヒームなどがいる。

展覧会には「マクハー(エジプトの喫茶店)は精神の散策」の貴重な演目も含まれている。これは20世紀におけるルード・アル=ファルジュの市場を演じていた舞台である。それに加えて、国民的衣装、アクセサリー、楽器といった、いくつかのエジプトの県における様々な有形文化財や、昔の演劇ポスターの中でも重要な見本も数多く収容されている。

センター長であるアーティストのインティサール・アブドルファターフ氏は「ここから私たちは始まる」というスローガンを選んだ。なぜなら、私たちは以下の二つのことを常に思い出す必要があるからである。第一に、すべての分野におけるエジプトの文化的象徴は、より大きな文化的覚醒を実現するための、本当の始まりだということ。第二に、発明はエジプトの文化的個性を確証する唯一の方法であること、である。そして、私はエジプトで、国の文化的記憶の名を刻む大きな博物館ができることを願う」と述べた。

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( 翻訳者:立松恵 )
( 記事ID:28393 )