火曜日と水曜日のテヘラン、休日に:大気汚染で息が困難に
2012年12月04日付 Mardomsalari 紙
大都市や工業地帯で大気汚染が続いているため、テヘランにある学校や大学、行政機関などが休業することになった。
昨日の大気汚染の状況は「警告状態」となり、今後二日間はこの状況が持続すると予想されている。そのため、テヘラン大気汚染緊急委員会は昨日の午後に開かれた会議で、テヘランでは〔本日と明日の2日間を〕休日とすることを決定した。モルタザー・タマッドン・テヘラン州知事はこの件について、ニュースサイト「ハバル・オンライン」に「大気汚染の悪化を防ぐため、1991年アーザル月14日火曜日と同15日水曜日〔西暦12月4日と5日〕の両日について、テヘランの行政機関、学校、大学、省庁は休業とする」と述べた。
同知事によれば、この休業の対象には銀行や救急センター、医療施設は含まれていない。これにより、テヘランの全ての行政機関と学校は、次の土曜日まで休みとなる〔※イランでは金曜日が休日であり、木曜日も半休となるため〕。モハンマド・レザー・マフムーディー・テヘラン州開発担当副知事も、この件についてハバル・オンラインに「ダマーヴァンド、フィールーズクーフ、ルードバーレ・ガスラーンの三市を除き、テヘラン州内の残りの都市は全て休みとなる。これはテヘラン大気汚染緊急委員会による会議を受けて決定されたものだ」と述べた。
なお気象庁は、今週末からの不安定な大気が、テヘランや大都市、工業都市における汚染された大気〔の改善〕に寄与するだろうと予想している。
外出を控えるべき人
一方、アリーレザー・メスダーギーニヤー保健省次官(衛生担当)は、「現状では、テヘランで逆転層が発達していることから、テヘランの大気汚染は高いレベルにあり、我々は健康にとって危険な状況下にいる。保健省の見解では、老人や妊婦、乳幼児や呼吸器・循環器疾患を持つ人は出来る限り外出を控えるべきだ」と警告した。
※訳注:「逆転層」が生じると、大気がよどみ、大気汚染が悪化する。テヘランでは冬の季節になると、こうした状況が生じやすくなる。
同次官はさらに、ファールス通信に「現状では、われわれはテヘランの大気を《健全》状態にあるとは見做していない。しかし、われわれはこの分野で保健省に課せられた義務をきちんと果たしてきた」と弁明した。
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エスファハーンの大気状態も「警告」状態に
冬になるとイランの多くの箇所で大気が〔対流の起こりづらい〕安定した状態になるため、大気汚染が生じるが、そのことが原因となって、〔イラン中西部の都市〕アラークは休日となり、またエスファハーン州では車両通行制限制度が実施され、保育園も休園となった。
アーバーン月〔西暦10月22日〜〕から大気汚染抑制を目的として、エスファハーンでは毎週木曜日が休日となってきたが、それが同市の大気汚染の改善に寄与することはなかった。昨日月曜日、一昨日より汚染濃度が上昇したことに伴い、エスファハーンの大気は健康に大きな害をもたらす状態となり、この都市の大気汚染のレベルは警告ラインを越えた。この状況は水曜日まで悪化に向かうと見られている。
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( 翻訳者:8410039 )
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