共和人民党(CHP)イスタンブル県選出のサバハト・アクキラズ議員は、アレヴィー派に関する広範囲に渡る調査を行った。
アクキラズ氏は、バフチェシェヒル大学の協力で、40県で行われたアンケート結果を元に作成した報告書を、近いうちに共和人民党のケマル・クルチダルオール党首に提出する。35ページに上る報告書では、トルコの総人口の15%がアレヴィーであると断言される一方で、彼らの75%が共和人民党に投票していると述べられている。アレヴィーから多くの票を集めている政党は、共和人民党、民族主義者行動党(MHP)、平和民主党(BDP)、公正発展党(AKP)の順であった。
「アレヴィー派とは」と題した調査では、まずアレヴィーが多く住む集落に関する人口統計調査を行い、内務省の人口・国籍業務総局に(アレヴィーと)登録されている人数を求めた。続いて、40人のチームで市や郡区、町、村の調査を行った。そしてこれらの地域で「アレヴィー」と自覚している2000人に対し、10個の簡単な質問がなされた。イスタンブルからスィヴァスまで、広範囲に行われた調査では、被験者に政治的な質問に加えて、アレヴィーに関する質問もなされた。アレヴィーたちに行われた簡単な質問のうちの一つは、最近の総選挙でどの政党に投票したか、であった。(この質問に)アレヴィーの75%は共和人民党に投票したと回答した。また回答者のうち、約10%は民族主義者行動党へ、5%は平和民主党と公正発展党へ、残りの5%は他の政党に投票したことが分かった。次の総選挙でどの政党に投票するか、という質問では、共和人民党に投票するとした人がかなり減っていることが分かった。「自分自身を何ととらえているか。アレヴィー、トゥルクメン・アレヴィー、ムスリム、もしくは無神論者か」という質問に回答した人々の大半は、「アレヴィー」と回答した。この質問に回答した人の内、極少数は、自身を「無神論者」と捉えているとした。
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( 翻訳者:丸山 礼 )
( 記事ID:28516 )