トルコ科学技術研究機構(TUBITAK)、国外で働くトルコ人研究者データベース発表
2012年12月10日付 Hurriyet 紙
トルコ科学技術研究機構(TÜBİTAK)は、ハーバード大学からオクスフォード大学、NASAからGOOGLEにいたるまで、47ヵ国で働く1335人のトルコ人研究者をデータベース化した。
ニハト・エルギュン科学産業技術大臣は、「はじめてこのような取り組みが行われています。国外の研究者がトルコにおける研究の手助けとなることでしょう」と話した。エルギュン大臣は記者団の質問に答え、「我々は研究者たちの今いる場所で、そしてトルコでこれから行うであろう研究が国益となることを望んでいます」と話した。そしてこのデータベース化作業が毎年更新されていくと話し、次のことを伝えた。
■「脳力」
「かつて研究条件が合わずにトルコ国外に行くことを余儀なくされた人たち。今、彼らと再びコンタクトをとりました。研究者間、そしてトルコとの間にネットワークを築きたいのです。彼らを「脳力の流出」としてではなく、「我々の脳力」として評価しています。高等教育機関関連の法整備も行われています。その法律も我々に新しいチャンスをもたらすことになると確信しています。研究者が最も多いのはエンジニアとテクノロジーの分野です。その後に、自然科学、社会科学、医学、保健科学、人文科学、そして農学が続きます。この研究者のうち、76パーセントが大学で働きながら、12パーセントが研究機関で、10パーセントが民間セクターで研究 しています。」
■国毎の分布
「国外の」トルコ人研究者の国毎の分布を見ると、筆頭はアメリカである。研究者の49パーセント(652人)はアメリカで、11パーセント(145人)は ドイツで、7.5パーセント(101人)はカナダで研究している。アメリカ、ドイツ、カナダの次には、イギリス、フランス、スイス、オランダ、オーストラ リア、日本、ノルウェー、スペイン、ベルギー、サウジアラビア、オーストリア、デンマーク、スウェーデン、イタリア、アラブ首長国連邦、その他の国々が続く。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:百合野愛 )
( 記事ID:28517 )