イラク:サッカー協会、ジーコに使節を派遣、バグダードへの帰還を待望
2012年12月15日付 al-Sabah al-Jadid 紙


■イラク:サッカー協会、ジーコに使節を派遣、バグダードへの帰還を待望

2012年12月15日 土曜日 『サバーフ・ジャディード』

【バグダード:ファラーフ・アン=ナースィル】

イラクサッカー協会の公式スポークスマンであるナイーム・サッダーム氏は、協会がアシスタント・コーチのサンタナと通訳のサラーム・アル=ウバイディーを代表として派遣したことを確認した。それは、両二名がブラジルに赴き、当協会からの電報を携えてジーコ氏と面会するためだ。。これは、ジーコ氏を監督業務に復帰させる前向きな結果生むような合意に基づき、2日以内にジーコ氏を代表監督に復帰させる可能性を模索すること、および交渉が目的だという。ナイーム氏は、サンタナ氏とアル=ウバイディー氏が昨日の朝(14日)にジーコとの面会のためにブラジルに向かったとことを明らかにした。

同氏は本紙に対し「イラクサッカー協会は、依然としてジーコに門戸を開いている。それは、ジーコ氏がバグダードに戻り、あらゆる関係事項を清算して、バーレーン戦、および残りの国内戦や2014年のワールドカップ最終予選ラウンドでの代表チームの指揮に戻ってもらうためだ」と述べた。

また同氏は、ジーコが交渉の場に現れなかった場合、法的措置が取られFIFAに意見書が提出されるだろう、と述べたうえで「イラクサッカー協会は非常に柔軟に、かつ圧力をかけることなく、ジーコ氏に関する問題に対処している。ジーコ氏の監督復帰の可能性が言われいているが、それとは逆のことが起きた場合、本協会は重要な会議を開き、新監督を招聘するつもりだ。多くの名前が協会内で挙がっており、彼らには多くの可能性がある。その中には以前セルビア代表を指揮していたセルビア人監督ボラ・ミルティノビッチやフランス人監督レイモン・ドメネクに加え、サッカーのトレーニング界における重鎮である国内監督の名前もある」と付言した。そして「サッカー指導者のマーケティング会社は、交渉が最終的に失敗した場合のジーコ氏の後任との契約により賑わっている。イラクサッカー協会の帳簿には、様々な国籍の監督に関する書類が含まれている」と指摘した。

各報道によれば、フィジカルコーチのサンタナ氏が数日間ジーコ氏の交渉に取り掛かっており、難航していた大凡の件について合意がなされ、監督として残留する契約に近づいているという。

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( 翻訳者:山田洋平 )
( 記事ID:28591 )