エルドアン首相を侮辱、MHPバフチェリ党首に損害賠償判決
2012年12月23日付 Milliyet 紙

最高裁判所は、あるスピーチにおいてエルドアン首相に対し「不名誉なことをしている」と述べ、人格権を侵害したとして訴えられたMHP(民族主義者行動党)バフチェリ党首への提訴を退けた地方裁判所の判決を、取り消した。バフチェリ党首がエルドアン首相に払う損害賠償額は地方裁判所が決定を下す。

2010年11月28日にアンタリヤ県でバフチェリ党首が放った発言に対し、エルドアン首相の弁護士であるアリ・オズカヤ氏、ブルハネッティン・セヴェンジャン氏、ムアッメル・ジェマルオール氏が2万リラの損害賠償を求めて提訴した。アンカラ県第3第一審裁判所は、バフチェリ党首の発言は「(エルドアン党首への)批判の範囲内である」とし、提訴を退けた。裁判は最高裁判所第4民事小法廷に持ち越され、最高裁は、エルドアン首相に対するバフチェリ党首の発言は批判の範疇を超えており、人格権の侵害にあたるとして、地方裁判所の判決を全会一致で取り消した。

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( 翻訳者:松永拓人 )
( 記事ID:28661 )