ニューヨークにスィミット店開業―コチ財閥関係者
2012年12月25日付 Milliyet 紙


コチ・ホールディング副会長テメル・アタイ氏の子息で旧ディーワーン・パスターネシの社長であったブラク・アタイ氏が、起業家の友人と共にニューヨークでSimit&Smithブランドでスィミット屋を開いた。全米およびカナダに店舗を広げることが目標だ。

トルコ料理の伝統的な食べ物であるスィミットが、コチ財閥によってアメリカに進出した。おなじみのカフェチェーンやケータリング・サービスを行うイェメキハーネ社の創設者であるブラク・アタイ氏とボラ・ペキシェン氏はSimit&Smithというブランドでニューヨークにスィミットのお店を開いた。ブラク・アタイ氏はコチ・ホールディングの取締役副会長テメル・アタイ氏の子息である。
一時期コチ財閥傘下にあったディーワーン・パスターネシの経営陣でもあったブラク・アタイ氏は、2008年に設立されたイェメキハーネ社の世界進出の準備を始めている。ブラク・アタイ氏とパートナーのボラ・ペキシェン氏は、スィミットをSimit&Smithブランドで、アメリカに開店予定の街角スタンドで販売する予定。アタイ氏はアメリカで教育を受けていた際に、アメリカでスィミットを売るスタンドを開くという夢を思いついたと述べ、「Simit&Smithブランドで、ニューヨークで2013年中にさらに4つの店舗を開くこと目標としている。スィミット生産についても、就労ビザを有する経験豊富な職人をトルコから呼び寄せ行うつもりである。トルコ文化の重要な一部であるスィミットをアメリカに広めることに、とても興奮している」と述べた。

■次はカナダ!

最初の販売をニュージャージーとニューヨークで同時に行うと述べたアタイ氏は次のように語った。「スィミットは一日の中で全ての食事において食べられているトルコ文化の重要な食べ物です。皆知っている通りニューヨークはとてもコスモポリタン的な都市です。最初にマンハッタン、さらに後にはアメリカの全ての大都市に広げることが目標です。スィミット生産についても、就労ビザを有する経験豊富な職人をトルコから呼び寄せ行うつもりであります。よって、すべての意味においてこの味を世界に広げる準備ができています。ニューヨーク及びニュージャージーの後、シカゴ、ロサンゼルス、マイアミ、フェラデルフィア、ワシントン、ボストン、さらに後にはカナダのトロント、モントリオールを考えています。2013年の年明けにはニューヨークで現在建設中の2店舗で営業が開始されます」

■首相府へケータリング

創設者の一人ボラ・ペキシェン氏は、新しい事業に関して以下のように語った。「2008年に設立したイェメキハーネ社はイスタンブールのオフィス街の販売店により急成長している。パーティー(仕出し)・宴会業のマーケットシェアも日に日に大きくなっている。首相府を始め官庁に、また国内、国外機関の会議、大会、フォーラムで最大限の努力と注意力を払ってケータリング・サービスを行っています」。最近他のトルコの会社スィミット・サライ社もニューヨーク出店のための準備をしている。

■ラフミー・コチ氏もインタビューを受ける

今年二月、コチ・ホールディングのラフミー・コチ名誉会長がニューヨークにスィミットチェーン店を展開しようとしているとして、話題になった。
ラフミー・コチ氏は、そのニュースを受けて会見を行い、トルコ文化の要素を海外に広めることを常に目標としており、アメリカでスィミット販売をチェーン展開することに関し、明確な決定を下したというのは間違いないと述べた。ラフミー・コチ氏は今年の6月に、「アメリカでのスィミット販売のためのチェーン展開」プロジェクトに関する質問に対し「ありえないことでしょうか?あなた方は信じますか、私がここで立ち上がり、アメリカでスィミットを売ることを?」と答えていた。

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( 翻訳者:酒井 舜 )
( 記事ID:28713 )