首都テヘラン警察長官は、首都全域で行われたならず者対策の第7弾で、100名のならず者を逮捕したことを明らかにした。
メフル通信の報道によると、ホセイン・サージェディーニヤー司令官は昨日朝、ならず者対策が行われている中、記者団に対し「地域保安計画の一環として、早朝からならず者対策の第7弾がテヘラン市全域で実施され、100名のならず者や恐喝犯が逮捕された。彼らはすでに立件され、司法当局に身柄を送られた」と述べた。
同司令官はさらに、「こうした者たちの多くは前科者で、警察は彼らが悪事を働いている際の映像や証拠を、十分に掴んでいる。司法当局から許しが下れば、それらをテレビで公開する予定だ」と付け加えた。
首都警察長官はまた、「ならず者や恐喝犯の取り締まりに向けた司法権長官の発言に鑑み、われわれとしてはこうしたならず者たちに対して、司法で厳罰が下ることを期待している。司法当局やイラン国営放送の承認が下りれば、一部のならず者たちに対する裁判の様子が公開され、テレビに放映されることもあるだろう」と指摘した。
サージェディーニヤー長官は、警察によるならず者の取り締まりはこれからも毅然として続けられる予定であり、中断されることはないと述べた上で、「今年に入ってすでに50件以上の組織犯罪がテヘランで立件され、その多くに反逆罪が適用された。もちろん、警察は年が終わるまで力強く、犯罪捜査を続けていく所存だ」と語った。
同長官は、これらの者たちは釈放後、再び悪事に手を染めることになるのかとの記者の質問に対し、「〔再犯があった場合は〕すぐにでもこれらの者たちの取り締まりが行われることになるだろう。もし彼らが釈放後も悪事に手を染めるなら、警察によって再度逮捕されるだけだ」と答えた。
サージェディーニヤー長官は、警察はならず者の取り締まりをきちんと行っていないとの一部の指摘を否定した上で、「悪党どもは張りぼての威容を各地区で作り出すことで、住民たちに恐怖を引き起こしてきた。そのため、警察は毅然とした態度で、これらの者たちの取り締まりを行っているのである」と述べた。
同長官は昨日早朝に恐喝・暴行を働いていた者たち11名を逮捕したことを明らかにし、「これらの者たちは刀剣類で恐喝や暴行に手を染めていたが、警察の〔取り締まり〕計画によって特定され、逮捕された。警察はこれまで、こうした暴力的な恐喝グループを複数摘発し、立件してきた」と語った。
サージェディーニヤー長官は、ならず者の取り締まりはこれからも容赦なく続けられると表明し、さらに「110番は市民と警察の架け橋である。警察官は〔犯罪を〕黙認することなく、通報内容を捜査し、ならず者たちに対処していくつもりだ」と言明した。
首都警察長官は、恐喝・暴行犯4名の逮捕後、テヘランにおける恐喝事件が50%減少したと指摘した上で、「幸運なことに、首都における暴力犯罪は減少に向かっている」と語った。
昨日行われた取り締まりでは、短剣を携帯して力を見せびらかせ、悪事を働いていたシャリーアティー地区のならず者「ニームトゥーン兄弟」や「ホセイン・ダレ(大食漢/テンの意)」、「ナーセル・ハタル(危険の意)」、「アリー・ゴラーズ(イノシシ/凶暴な者の意)」〔‥‥〕などの悪名高きならず者たちが逮捕されている。
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:28719 )